松本誠治、池袋のせんべろ酒場にて異彩を放つ青年に120円のチューハイを奢る

とはいえ、貴重な一杯を分け合う青年に出会いました。話を聞いていると、お付き合いしていたのが海外の方。グローバル! お互いに好き合っていて、彼女は、彼が初めての彼氏という感じらしい、別れ際もお互い泣いていたほどの関係。うーん、なぜに。

もう少し彼から話を聞く。

青年:友達と一緒に海外に出掛ける計画を立てていて、そこの旅先が彼女の居る国だったんです
誠治:ほうほう、それはなかなかにグッドなタイミングですね
青年:それで彼女にも”その時期に行くよ”と連絡をして、僕は旅行に行くこともそうですが、彼女と会えることを楽しみにしていました

いいやん、胸キュンやん。

誠治:いいですね。とてもワクワクしているのが伝わります
青年:そして、現地に到着し、初めは彼女の住んでる町から離れているところで、友達同士だけで過ごしました
誠治:そうですよね、友達からしたら旅行がメインですもんね
青年:はい。それで友達同士で現地の風俗に行ったんです
誠治:ほー。なるほど。

風向き、一撃で変わるじゃん。

青年:旅の一つの楽しみとして、街々の風土に触れるのも大切にしているんです
誠治:無論、否定的なことはございません

触れてるのは風土っていうか、フードルだけども。色々触れること自体は悪いことではないけどね。

青年:で、もちろんそれは内緒にして、その夜も楽しみ、それ以降の彼女との時間もとても大切なものでした
誠治:なるほどなるほど
青年:しかし、隠していたはずなんですが、色々なすれ違いで、それが彼女に伝わることになってしまったんです……
誠治:それはめちゃくちゃやばいじゃないですか……
青年:そうなんです…… でも、これを認めては結果的に良くないのでは? と思い、僕は彼女に対して”違うよ”と伝えました
誠治:まぁ、そこはそうなりますかね……
青年:彼女は信じてくれて”青年はしていない! 私が友達から聞いた話は間違いだよって伝えてくる! ”とまで言ってくれて……
誠治:中々に心が締め付けられますね……
青年:でも、彼女はそう信じてくれながらも、どこかに不安を覚えてしまっていて、ふとした時に確認されたんです。”(風俗に)行ってないよね?”って。そこで僕は、罪の意識に耐えきれず”ごめんなさい、本当は行ってました”と漏らしてしまったんです……
誠治:あぁ…… それは絶対に言ってはいけない……
青年:彼女はショックを受けていました。風俗に行っていた事実より、僕に嘘をつかれたのが、ひどくショックだったようで……
誠治:それはそうですよね……
青年:そこでお互いに泣きながら、話をしてお別れをすることになったんです……。

と、今もそのシーンを思い出しては泣きながら話す青年……。

いや、お前は泣くなよ。青年、君はアホか……。

お互いに泣くっていうから、「家柄の理由で」とか、不謹慎だけども「抱えてる病が……」とか、すげー心配したじゃねーか! てめー! 酒返せ!!(120円)

そんで、後半の方はだんだん酔い出していたので、ちょっと話の中身は欠けてたり、ちょっと違ったらごめんよ青年。でも、話の筋が多少違えても、お前が悪いぞ。人は良さそうなので、悪くは見えなかったですが、人生色々、男も色々ですね。

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