EXILE SHOKICHI、3年間にわたるソロの軌跡を振り返る

ーEXILEのツアーにはFANTASTICSも帯同していました。次にデビューするBALLISTIK BOYZには、SHOKICHIさんが楽曲提供も行っています。後輩たちのことはどのように見ていますか?

アーティストとしてリスペクトしています。FANTASTICSは、公演を重ねるたびにどんどんレベルアップしていくのを間近で感じていましたし、それはエンタテインメントに対して真摯に向き合っていないとできないことなので。パフォーマンス面はもちろんのこと、オーラが増したと思います。同じEXILE TRIBEのグループとして刺激を受けますし、彼らのようなグループがいることで、僕自身の創作意欲も湧いてきます。BALLISTIK BOYZに楽曲提供ができたのも、うれしいことでした。将来的には音楽プロデューサーとしても活躍していきたいので、その第一歩が踏み出せたかなと。みんなでLDHの音楽を盛り上げていきたいですね。

ーベテランから若手まで、様々な才能が結集しているのが、EXILE TRIBEの強みとなっている印象です。

やっぱりチームは強いです。1つのプロジェクトをみんなで盛り上げられるので、掛け算のように一人ひとりの力が増していく。僕がソロアルバムをリリースして、すぐにアリーナツアーを行えるのも、グループの一員だからこそできることで、EXILE TRIBEにいなければ絶対に無理です。いつもメンバーのみんなにはものすごく感謝していますね。ソロ活動をする上でも、そのことは常に忘れずにいたいし、グループにしっかり貢献できる自分でありたいと思っています。そういうことを心から意識することができるようになったのは、ここ数年かもしれません。

ーSHOKICHIさんのファンやメンバーに対する気持ちが、今作『1114』には現れていると感じました。

そうですね、やはりファンの方々との信頼関係は何よりも大きかったし、音楽を作る上での一番のバイブスになりました。自分の音楽の存在意義を感じることができましたし、聴いてくださる皆さんのことを考えるのが何よりも大切なんだと改めて気付かされました。そういう意識になれたことが、この1114日での一番の成長だと思います。

ーファンの方々にツアーを楽しんでもらおうと考えた結果、バラエティ豊かな作品に仕上がった、と。

グループのライブだと、いろんなメンバーが入れ替わり立ち替わり登場するので、2〜3時間があっという間に感じられると思うのですが、ソロで皆さんに飽きずに楽しんでもらうことを考えると、EXILE SHOKICHIの様々な側面を見せて、色々な音楽を提供しなければいけないと考えました。これまで多くの楽曲を作ってきて、どんな歌を歌っても自分のものにできるという自信を培うことができたので、ジャンルには縛られずに作っていますね。歌のテクニックというところで言うと、「Underdog」のようなロックの楽曲では前に攻めるような歌い回しをしていますが、「プラトニック・ラブ」のような楽曲ではレイドバック感を大切にして色気のある雰囲気に仕上がるように工夫しています。グルーヴ感やヴォーカル・アプローチの違いで、様々な表情を見せることができたと思うので、そこを楽しんでほしいです。

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