2020年東京オリンピックの予選大会に向けて「全米スケートボーディング」からサポートを受ける16人のライダーが決定した。レイシー・ベイカー、ナイジャ・ヒューストン等が、初のスケートボードのアメリカ代表チームを率いる。
レイシー・ベイカー、ナイジャ・ヒューストン、ブライトン・ゼウナー、トム・シャーなどが初のスケートボードのアメリカ代表チームに選出された。
男女チームそれぞれ8人、ストリート種目とパーク種目に4人ずつ選出された。全米スケートボード協会が、初めてスケートボードが競技として採用されることとなった2020年東京オリンピックへ向けて代表チームを発表した。
オリンピックの選手選考はこれから1年かけて行われ、選手はそれぞれの「ワールド・スケート」公認大会の2019年シーズン(9月15日まで)の中から3試合、2020年シーズン(9月16日から2020年5月31日まで)の中から6試合のベストな結果を基に選出される。2020年の世界選手権で3位までに入賞した場合には自動的にオリンピック出場権が与えられる。どの選手にも自力でオリンピックの出場資格を得る可能性はあるが、代表チームのみが「全米スケートボーディング」からサポートを受けられる。
初のアメリカ代表チームは、2014年のエックスゲームのストリート種目や2016年のストリート・リーグのスーパー・クラウン・ワールド・チャンピオンシップで優勝したベイカーのような、すばらしい結果を出したライダーたちで構成されている。ベイカーは2017年のローリングストーン誌のインタビューでスケートボードがオリンピックに採用されたことよってスポーツ界において女性がさらに活躍できるようになると話していた。
「オリンピックは平等なの。すべての競技に男子、女子がある。だからスケートボードもその方向に向かっている今、みんな女子のスケートボードの価値をわかり始めているわ」と彼女は言った。
アメリカ代表チームには他には長きにわたり様々なストリート・スケートボードの大会を席巻してきたヒューストン、1080を初めて成功させたシャー、そして2017年と2018年にエックスゲームのパーク種目で優勝した史上最年少で金メダリスト14歳のブライトン・ゼウナーなどがいる。