サンダンス映画祭を揺るがした、マイケル・ジャクソンの衝撃的ドキュメンタリー

1988年のツアー時に専用機内で撮影されたマイケル・ジャクソンとJimmy Safechuck(当時10歳) (Photo by Dave Hogan/Getty Images)


ネヴァーランド側は一貫して両者の主張を否定し続けているが、2人はその「外泊」時に行われた行為は次第に「エスカレート」していったと語っている。子供同士のじゃれ合いのようなものから始まり、グルーミング、互いの自慰行為の観察、そして性的なボディコンタクトに及んだジャクソンは、両親と女性を信用してはいけないと何度も繰り返したという。贈り物や旅行をはじめ、ジャクソンは2人の家族を手厚くもてなしていたが、彼らの母親はジャクソンが事あるごとに息子と2人きりになろうとしたと主張している。Safechuckによると、ネヴァーランドにはそういった行為に及ぶことを目的に作られた隠し部屋が幾つも存在したという。ジャクソンから「Little One」と呼ばれていたRobsonは、2人の間で「秘密の結婚式」が行われたと主張している。 



Robsonは「当時はそういった行為が異常だとは認識していなかった」と語っており、その点は両被害者に共通している。それが愛する者同士の間で行われるべき営みであること、他人に明かすべきではないこと、2人の関係が公になると逮捕されてしまうこと、そして自分以外の相手に好意を寄せることで嫉妬心が生まれることを、両者はジャクソンによってすりこまれていったという。

本作の後半は冒頭で、1993年当時13歳だったJordan Chandlerがジャクソンを相手に起こした訴訟に焦点を当てる。ネヴァーランド滞在中にジャクソンから性的暴行を受けたと訴えるChandlerは、SafechuckとRobsonおよびその家族は証言台でジャクソンを擁護するよう強要されたと主張している。ジャクソンに対する複数の容疑が明らかになるにつれ、Safechuckは母親にジャクソンが「善人ではない」と告白し、彼を擁護したくないと伝えたという。

Translated by Masaaki Yoshida

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