HYDEが見据える海外の舞台「あと3年でどこまで行けるか」

HYDE(Courtesy of Virgin Music)



―最新シングルの「ZIPANG」を聴いて、これは今のHYDEさんだからこその表現なのかなと感じました。

最近は海外によく行ってるし、日本への愛着は今のほうがあるかもね。「日本って素敵だなぁ」と改めて思ったり。京都に行くこともよくあるんで、確かに昔とは違うかもね。

―「ZIPANG」は京都を訪れたときに浮かんだアイデアが元になっているということを先日のコンサートでもお話されてましたね。その点についてもう少し詳しく聞かせていただけますか。

アメリカでライブすることを考えたときに、ライブ中盤で聴かせたり、ワンクッション置いたりする……例えばバラードだったりとかね、そういう場面があると思うんだけど、せっかく聴いてもらうなら日本の美しさを知ってもらったり、日本的な音階を聴いてもらうほうがいろんな意味で効果的かなと思って。みんなも聴きたいだろうし、僕もそれを歌いたいし。そういう背景もあって、京都にいるときに「京都の曲作ろう!」って思った、という流れです。

―それが結果的に“ZIPANG=日本”という、より大きなものになったんですね。

そうそうそう。京都だけじゃちょっと収まりきらないというか、まあ、最初は「KYOTO」っていうタイトルだったんだけど(笑)。



―そうだったんですね。サウンドは、YOSHIKIさんのピアノを中心に生楽器をフィーチャーしているのが特徴的です。ギターはぐっと引いていて、どちらかと言うと音に厚みを持たせる意味合いが大きいように感じました。HYDEさんがイメージされる“和”というのは、このサウンドに集約されるようなものなんでしょうか。

そうですね。ロックバンドとしてバラードというか、日本的な楽曲を表現するときの感じです。あんまりやり過ぎてもバランスが取れなくなっちゃうので、「このへんかなー?」って感じですかね。

―言葉数も音数も抑制されていてメロディの起伏も控えめですが、これも意識された部分ですか?

いわゆる日本的な音階で作っていったらこうなったっていう感じですね。あと、サウンド的にはアメリカのプロデューサー、Nicholas Furlongっていう人にお願いしたんだけど、彼が整頓していった感じかな。最初はもっと複雑だったかもしれない。アメリカのプロデューサーはシンプルにしていく方向があると思いますね。

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