テクノロジーの進化で見えてきた「エンターテインメントの未来」

ラスベガスで建設が進められているMSG Sphereの完成予想図(The Madison Square Garden Company)


走るスピーカー
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愛車のサウンドシステムにこだわりを持っている人は少なくないが、とある会社の徹底ぶりは群を抜いている。その会社が掲げるコンセプトとは、車のボディ全体をスピーカーにするというものだ。Continental Automotive社のAc2ated Soundテクノロジーは、車のボディに伝わる振動によって音を発生させる。微細な部品(従来のスピーカーの基板に用いられるもの等)が車の各パーツに取り付けられており、そのすべてにチューニングが施される。ポイントは音声の帯域毎に、車の異なる箇所が反応するという点だ。リアガラスなど固い素材が用いられている部分はディープな低音を生み出し(巨大なサブウーファーはもはや無用となる)、細いピラーは広域を奏でる。「ドアパネル等、大きなパーツ内のスペースをふんだんに活用することで、まさに体験型というべき圧倒的なサウンドを感じることができます」Ac2ated Soundのエンジニアリング部門を担うJens Friedrichはそう語る。「ボディの各パーツが音を発生させるため、まるでスピーカーの内部にいるように感じるのです」車体の軽量化にもつながり(同社によると最大で13キロのセーブが可能)、消費エネルギーは従来のスピーカーよりも少ないというこのテクノロジーは、次世代のバッテリー駆動式自動車における主な特徴のひとつになるとされている。同システムは2021年にローンチが予定されている。ー Jesse Will

拡大を続けるEスポーツ市場
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City of Arlington

テキサス州ダラスから20マイルほど行ったところにあるアーリントンといえば、大半の人は「ジェリー・ワールド」(ダラス・カウボーイズのオーナー、ジェリー・ジョーンズにちなんでいる)の愛称で親しまれるAT&Tスタジアムを思い浮かべることだろう。しかし11月にオープンしたばかりのEsports Stadium Arlingtonは、街を大きく発展させる可能性を秘めている。Eスポーツは2021年までに17億ドル市場に成長すると予想されており、同会場はそのメッカになることが期待されている。10万平方フィートという北米最大規模を誇る同会場には、世界最高峰のプレイヤーたちが競う幅80フィートに及ぶステージや、彼らを映し出す85フィートのLEDウォール、ゴージャスな照明設備、そして2000の観客席が備わっている。今年春にオープンしたEsports Arena Las Vegas at the LuxorとEsports Arena Oaklandに続き、Esports Stadium ArlingtonはEスポーツにおける新たな聖地となった。オープニング時には賞金75万ドルを賭けたコンテスト、ファーストパーソン・シューティングゲームのCounter-Strike Global Offensiveの大会が開催されたが、同会場はプレイヤーたちが共に技術を磨くためのトレーニングセンターとしても機能する。若者を中心に急成長を続けているEスポーツ市場には、ジェリー・ジョーンズやマイケル・ジョーダン、ニュー・イングランド・パトリオッツのオーナーであるボブ・クラフト、ニューヨーク・メッツを所有するジェフ・ウィルポン等、従来のスポーツ界のキーパーソンたちも巨額の資金を投資している。アーリントン市のマネージメントを務めるTrey Yelvertonはこう語る。「彼らはEスポーツ市場に、ミレニアム世代の未来を見出しているのです」ー Jesse Will

ウィル・アイ・アムと共に見つめる未来
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Eric Michael Roy

2000年代のポップスに親しんだ人々の多くにとって、ウィル・アイ・アムはヒットメイカー兼ラッパーというイメージに違いないが、シリコンバレーに生きる人々は異なる見方をしている。2015年に発表したスマートウォッチのPulsは不発に終わったものの、彼は個人向けAIアシスタント開発を目的とした自身の会社、I.am+に1億ドルを投資したとされており、ベンチャーキャピタリストたちはその動向を注視している。エンターテイメントの分野をはじめとする未来について、彼はこのインタビューで自身のヴィジョンについて語っている。ー Brian Hiatt

Translated by Masaaki Yoshida

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