カメラマン岸田哲平が見たサマーソニックの「ベストシーン」

2005年のナイン・インチ・ネイルズ(©︎SUMMER SONIC All Rights Reserved)



─2006年のフレーミング・リップスも、撮っていて楽しかったそうですね。

岸田:リップスは初回が2000年で、紙吹雪が目の中にどんどん入ってきて大変な思いをしたんですが(笑)、2006年はソニックステージにリップス、マウンテンステージにダフト・パンクが出てきて。その並びが最高だったんですよ。アナログなエンタテインメントをやり切ったリップスと、思いっきりデジタルなダフト・パンク。その違いというか、コントラストがたまらなかった。メッセだから移動も楽じゃないですか。「こんなライブを一度に観てる俺は勝ち組だな」と独り言してましたね(笑)。


2016年のダフト・パンク(©︎SUMMER SONIC All Rights Reserved)

─(笑)。バックステージや、ホスピタリティ・エリアでの撮影で印象に残っているのは?

岸田;基本的に僕は、ステージを撮るのがメインなんですが、2009年にソニック・ユースが来たとき、ホスピタリティ・エリアで雑誌用の撮影をやらせてもらったのは覚えています。いろんなポーズやシチュエーションをリクエストしたんですが、快く引き受けてくれたのはうれしかったですね。もう、あの夫婦が揃った写真は撮れないでしょうからね、貴重なセッションでした。

あと、2014年の森高千里。大好きなんですよ。レインボー・ステージでtofubeatsとライブをしていたんですが、終演後に「ちょっと観に行こう」と思ってバックステージまで走って行ったら、もう後ろ姿しか見えなかった。でもその「ちらっとだけ見えた感じ」が良かったんですよね……(遠い目)。

─なんですかそのエピソードは。

岸田:あははは! どうでもいい話でした。 

─(笑)。サマソニはタイムテーブルも、攻めた並びとかあってドキドキしますよね。

岸田:うん、そういう意味では2016年のサカナクションも印象的だった。マリンステージで、レディオヘッドの前だったんですが気合い入ってましたね。これまでも彼らのステージは、フェスなどでちょいちょい撮っているんですけど、この日は洋楽しか聴かないお客さんにも届けようという意思をひしひしと感じました。


2016年のサカナクション(©︎SUMMER SONIC All Rights Reserved)

オールジャンルでありながら統一感もしっかりあるフジロックに比べ、サマソニはいい意味で節操がないですよね。ロックだけじゃなくて、アイドルやお笑いも出るし。しかもアクセスもいいからハードルも低い。僕は基本ミーハーなので、サマソニのそういうところは大好きですね。本当はアイドルやお笑いもガシガシ撮りたいんですけど、一応ロック雑誌の撮影できているので自重しています(笑)。

SUMMER SONIC 2018
期間 : 2018年8月18日(土)、19日(日)
会場 :TOKYO=ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
OSAKA=舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
http://www.summersonic.com/2018/




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