LEXが語る、新曲「Rico」に込めた意識の変化、ヒップホップ枠の中で体現するロックスター像

僕が始まった原点を感じて欲しい

ーMVも見ました。丸山雄大さんが監督されてるんですね。

LEX:そうです。丸山さんは昔僕のアルバム『LiFE』に収録されてる「Sexy!」っていう曲でご一緒させてもらって。今回LAでMVを撮ることになって、そうしたら丸山さんしかいないじゃんって話にチームでなったんですよ。キャスティングもお願いして、向こうにいる友達のYuseiくんに色々声をかけてもらって。

広い荒野でのシーンは、実はスター・ウォーズの撮影現場だったんです。ラスベガスとロサンゼルスを繋ぐ広い荒野のど真ん中で撮らせてもらったんですけど、あそこはすごかったっすね。普段見たことのないような大きな山があるじゃないですか。体育座りでそれを見ながら、「俺、なんのことに対して今まで悩んでたんだろう」みたいな気持ちになってきて、ボロボロ泣いてましたね。世界の広さを感じるとともに、自分の小ささを知るというか。本当に良い旅だったっす。


「Rico」ミュージックビデオより(Direced by Yudai Maruyama)

ー撮影も上手くいって。

LEX:そうですね。やっぱり、自分が欲しいものは真実だけであって、その揺るがないものっていうのをずっと追いかけてますし、自分がお金を稼ぐ理由もそうだし。そういうことを考えたときに、今まで僕はチェーンとかダイヤとか、フレックスとか、そういうものが多くて、実際そこに対して頑張れた自分もいますけど、この曲で伝えたいことは、“自分の中で起きた変化”ですね。これが本当の自分っていうのを、今回の曲では表したかった。気に入ってます。

ーあとはMVで気になったのが、途中でLEXさんが足引きずってた部分。あれはどういうことなんですか?

LEX:あれは、ダウンタウンでボロボロになって歩きながら、やっぱ何も信じらんねえ、でも今あるこれが家っていう状況の自分をアクトしたくて。でもあれもおもしろくて。最初は普通に歩いてたんですけど、Yuseiくんがずっとズボンの膝のあたりをひっぱってくるんすよ。だから、足をこすらせろって意味なのかなと思って、そこから足をひきずる歩き方に変わったんですけど、でも「その動きすごいいいね」って話になり、採用してます。

ーおもしろいですね、偶然の産物。でも意味合い的にはすごく合ってるし、いいアイデアですね。LEXさんは音楽ジャンルを飛び越えて自由に制作していると思うのですが、今の音楽的な気分はどんな感じですか?

LEX:僕は結構トラップミュージックの激しい曲とかをやってますし、そういう曲も好きなんですけど、僕のスタートってクラシックヒップホップだったんすよ。

ー前にインタビュー記事で読んだ気がします。それこそ、Fla$hBackSとか……。

LEX:そうです。だって僕、AmebreakでFla$hBackSが着てた水色のパーカーを、そのときまだ子どもだったので、おかんに買ってほしいってお願いして買ってもらって。ISSUGIさんもそうですし、仙人掌さんもそうですし、JJJさん、FEBBさん……。僕が始まった原点を感じて欲しいです。

ーでは今後作られる楽曲にはそういった要素があったりとか……?

LEX:そうですね。その要素全開です。

ーそれは楽しみです。ファンからするといい意味で想像を裏切られるかもしれませんね。最後に、Rolling Stone Japan LIVEが今週末に迫りました。交友のあるJP THE WAVYさんや(sic)boyさんたちも参加されますよね。

LEX:楽しみですね。やっぱりRolling Stoneっていう大きい名前。そのイベントに僕が出させてもらえることのありがたみを感じますし、それだけ気合も入ってます。

ーヒップホップのアーティスト以外にももちろん色んなアーティストの方たちが出演されると思うのですが、刺激を受けたりされますか?

LEX:ありますよ。そういうフェスみたいなイベントに出ると、やっぱり僕のことを知らない人たちも多いんで、なんかみんな拗ねた顔するんですよ。「なにこのラッパー、つまんねえな」みたいな顔してくるから、燃えてきて(笑)。こいつ笑顔にさせてやろうみたいな。逆に指さしてみたりして。

ー逆に燃えるんですね(笑)。あとは今回さいたまスーパーアリーナという大きなステージでのライブですが、大きなステージでのライブで特に心がけてることってありますか?

LEX:やっぱり歌い切ることですし、やりきることです。小さいクラブだとお客さんの反応も分かりやすいんですよ。でも、大きいステージだと僕もイヤモニをつけてるんで、ファンの歓声とかもそうですし、周りの音が聞こえないんです。だからそこで自分が100%歌い切るっていうことを目標にしてますね。

ーどんなライブにしたいですか? 意気込みがあれば教えてください。

LEX:僕はヒップホップをやらしてもらってるんで、お邪魔しますっていう、感謝の気持ちです。あとRolling Stoneへのリスペクトをしっかり示せたらいいなって思います。こうやってライブできることも当たり前じゃないんで、一つ一つ感謝を持って挑みたいと思います。

<INFORMATION>


「Rico」
LEX
配信中
https://lexzx.lnk.to/rico
Lyrics by LEX
Produced by WONDERLUST & UNKWN
Mixed by LEX, Mastering by Shiota Hiroshi (SALT FIELD MASTERING)


Rolling Stone Japan LIVE 2023
公演日 2023年9月3日(日)
会場 さいたまスーパーアリーナ
料金 アリーナ席:12,500円/スタンド席:9,900円 (全席指定・税込)
主催 CCCミュージックラボ株式会社
企画 Rolling Stone Japan
制作 株式会社W TOKYO
運営 株式会社キョードー東京
協力 カルチュア・エンタテインメント株式会社
問い合わせ info@rollingstonejapan.com

最終先着先行
専用URL:https://eplus.jp/rollingstonejapanlive/
ticketbook
専用URL:https://e-ticketbook.com/rsjlive2023/2308-tb/

◆配信
4500円(TAX IN)
販売期間:~9/10 10:00
視聴期間:終演後準備完了次第~9/10 21:00

【Streaming+】
https://eplus.jp/sf/detail/3675330001?P6=001&P1=0402&P59=1

【Stagecrowd:日本国内】
https://stagecrowd.live/s/sc/group/detail/10413?ima=5556

【Stagecrowd:海外】
※日本国内からのアクセスはできません
https://intl.stagecrowd.live/s/scint/group/detail/i10091?ima=5614

◆放送
『生中継!Rolling Stone Japan 2023』
放送チャンネル:CS放送「TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画」
放送日時:2023年9月3日(日)午後0時40分~午後9時
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/information/2023_0821_1200.html

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