Kenta Dedachiが語る、スケアリー・ポケッツとの制作、LAの大学生活で見つけた「歌うべきこと」

「これからももっとLAでレコーディングしたい」

ーKentaさんは大学で音楽を学んでいましたが、音楽を学び続けてきたことで、自分の人生がどのように豊かになったと思いますか?

Kenta:大学で音楽を学んで、理論的にも知識的にも、理解が深まりました。家族から離れ単身でアメリカに行って、未知な世界でしたけど、でもLAが少しずつ自分のホームにもなってきて、生きてるって実感を味わうことができて。あと、僕は今まで洋楽ばかり聴いてきたので、海外で生活できること自体に感動もあったし、ギターの先生がグラミー賞を取っている人だったり、そういう人から学べるなんて経験も最高だなと思いましたね。今回はLAでレコーディングできたわけですけど、これからももっとLAでレコーディングしたいです。あらためて今、僕が向かうべき場所なんじゃないかなと感じました。

—場所だけでなく、人から受けた影響も大きそうですね。

Kenta:LAは、みんな個性的なんですよね。さっき話したようにミュージシャンもみんな自分自身のスタイルを持ってるし、友達もみんなそれぞれに違う。やりたいことがあるからここにいるんだという覚悟がないと、LAは生きていけない街だと思います。そこで、何も怖がらなくていいってことを学びました。「Hunger for Blood」は、ハッピーな気持ちになれる曲ではないかもしれないけど、LAで自分のユニークなところを出すのがいいって思えたからできた曲だなと思いますね。あるライブに行った時に、いつも着ないようなレイシーな服を着てみたことがあったんですよ。僕、普段はポロシャツとかを着ていてカジュアルなんですけど、すごくファンキーなアーティストのライブで、LAのジェンダーレスな感じの人が集まる場所で、そういう異世界なところに自分も、例えばそういう服装で行ってみたら、めっちゃ似合ってるじゃん!って10人くらいの人に言われて。え?って(笑)。ここにいたら自分のキャラクターが探せるなって思いました。いろんな冒険ができる感じがしますよね。そういう意味でも、今回のような曲をLAで書くべきだと思ったし、自分のスペシャルなところをもっと見つけて大切にしていきたいなって思わせてくれた、そんな大学4年間でしたね。

—最後に、5月に東京と大阪でワンマンがありますが、どんなステージになりそうですか。

Kenta:今回はアコースティックでほぼ弾き語りなんですけど、ワンマンではまだチャレンジしたことがないので、どうやってやろうかなって考えているところです。「Cozy notes」っていうタイトルを付けたですけど、普段僕が音楽を聴いて気持ちよくなれるように、来てくれるみんなにもそんなふうに“Cozy”になってほしいと思う。音楽って楽しむものだから、楽しんで帰ってくれたらそれが一番かなって。そうするためにいろいろ考えています。



<INFORMATION>


Digital Single
「Hunger for Blood」
Kenta Dedachi
EPIC RECORDS JAPAN
配信中
erj.lnk.to/E2haD5

Kenta Dedachi Acoustic Live "Cozy notes"
5月18日(木)大阪・心斎橋JANUS
5月30日(火)東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
https://www.kentadedachi.com/live/

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE