アークティック・モンキーズが語る『THE CAR』の進化、ギターの探求、The 1975への回答

 
The 1975 マシュー・ヒーリーへの回答

―「Do I Wanna Know」(『AM』収録)のギターリフをいたるところで耳にします。TikTokにも若い人たちの演奏動画が常に投稿されていますね。まさにオアシスの「Wonderwall」やホワイト・ストライプスの「Seven Nation Army」の次の世代の名リフです。

アレックス:ワオ、そうなんだ。あのとき使っていたアンプ内蔵のVOXのオレンジ色の12弦ギターは、『Suck It and See』(2011年)のセッション直後に買ったものだよ。(中略)「Do I Wanna Know」のリフは、それこそギターに組み込まれていたかのように自然とひらめいたんだ。



―The 1975のマシュー・ヒーリーは、2000年から2010年まではアークティック・モンキーズの時代で、2011年以降の10年は自分たちのバンドの時代だと言っていました。

アレックス:(笑)そんなこと言ったんだ。

―それに対して異論は?

アレックス:ないね。でも、いまは2020年代だ。ここから先の10年が楽しみだ。



―バンド結成から約20年が経ちました。ザ・ローリング・ストーンズのように、ずっと同じメンバーで活動し続けるバンドを目指しますか?

アレックス:いまは、(ブルックリンの)キングス・シアターで行われるライブを無事に終えることしか考えていないよ(編注:今年9月に開催)。バンドの将来というのは、一夜にして計画できるものでもないしね。回数を重ねるごとに僕らのライブはますますパワフルになっている。いまとなっては、まったく別物のようにさえ思えるよ。そこに今回のような新しい素材が加わることで、ますますパワーアップすると思う。考えるだけでもゾクゾクするね。でも、千里の道も一歩からだ。『THE CAR』が僕らをどんな場所に導いてくれるか、楽しみにしていてほしい。

From Rolling Stone US.


キングス・シアターでのライブ映像




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Translated by Shoko Natori

 
 
 
 

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