HKT48 矢吹奈子が語る、センターの自覚と「魅せ方」への意識

「ビーサンはなぜなくなるのか?」について

ーHKT48の15thシングル「ビーサンはなぜなくなるのか?」は王道のサマーソングになりましたね。シングルでいうとHKT48としては1年1カ月ぶりで。

矢吹:HKT48の前回のシングル(「君とどこかへ行きたい」)には私はいなかったので……シングルはHKT48だと4年ぶりですね。「早送りカレンダー」以来で、そうだ、前回も夏曲だったんです。

—今回のシングルはどうですか?

矢吹:HKT48では久しぶりの夏曲なので、純粋にうれしいです。私の中で、夏の明るい曲って48グループのイメージがあるんですよ。イントロのピアノの音からドンって盛り上がる感じもそうだし、“AKB48感”があってすごく好きです。初めて聞いたときに好きになる曲と、聞いていくうちにどんどん好きになる曲ってあるじゃないですか。この曲は前者でした。



—歌い出しも矢吹さんですよね。

矢吹:歌い出しが自分のソロの表題曲って、今まで多分ないんじゃないかな。うれしいです。

—振り付けも可愛いなと思いました。細かいところにこだわりがあるというか。

矢吹:最初の手のところとか、今までにないような感じですよね。

—そうそう、手の動きがすごく印象的だなと思って。

矢吹:めっちゃ難しかったです。ギリギリのスケジュールのなかで、ミュージックビデオ撮影の前日に振り入れしたんです。ライブで初披露する前日にメンバー皆で振りを合わせる時間をつくってもらったんですけど、練習が終わってからも仕事がある子を除いてメンバーで残って、動画を見直して確認したり、みんなで意見を出し合ったりしながらやれたことが感動したというか、以前より意識が高まってるのかなと感じました。

—前はそういうことはなかったんですか?

矢吹:私の感覚でいうと、前はゴールが“覚える”ということだった気がします。
だけど今はみんなの意識が“揃える”になったのかなと。“魅せ方”って難しいですよね。やろうと思って簡単にできることじゃないから、後輩たちも目標の人を見つけて真似してみてほしいなって思います。

ーグループ内での目標=矢吹さんになるといいですね。矢吹さんとしては、やはりセンターでみんなを引っ張っていくぞって気持ちは強いですか?

矢吹:はい。センターは奈子しかいないねって思ってもらえるぐらいのメンバーになれたらなと思いながら頑張ってます。

—もうなれてるんじゃないですか?

矢吹:まだです! 前回のアルバム(『アウトスタンディング』)のリード曲の「突然 Do love me!」や春のツアーでセンターに立たせていただく機会が増えて、プレッシャーというよりも「センターとしていいパフォーマンスを見せるぞ!」の方に気持ちが変わってきてます。

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