HKT48 矢吹奈子が語る、センターの自覚と「魅せ方」への意識

「魅せること」に興味を持ったきっかけ

—矢吹さんはステージ上での自分の強みってどんなところだと思います?

矢吹:前は歌に自信があったんですけど、韓国に行ってからはまだまだだなと思い知らされてもちろん歌い方も変わりましたし、成長はしてるかもしれないけど、もっと頑張りたいです。だから……“魅せ方”かな。自分が一番よく見える歌い方、踊り方とか、曲ごとに変えたりできるのが強みかなと思います。ただ、振り付けに関しては合わせることが大事だと思ってるので、アレンジは全然してないです。基本の振りをみんなで合わせつつ、自分を“魅せる”。細かい表現の仕方とか髪の毛の使い方とかを、自分がいいなって思った方のパフォーマンスを見て、学んで活かせるようになってきました。

—そういう意識って、前はあまりなかったんですか?

矢吹:そこまで考えたことはなかったかもしれないです。今はみんなの振りが揃っていて、それを踏まえた上での自分の“魅せ方”を考えなきゃって思うようになりました。昔は自分の動画って見なかったんですけど、韓国に行ってからは自分をよく見るようになりました。“チッケム”といってファンの方が自分だけを編集してくださっている映像を見て研究して。他の方の動画も見て、うまいなと思うところは自分もマネするようにしたり、学べることがたくさんあります。歌番組だと、モニターに映ってる子しか見えないじゃないですか。だけどコンサートだと、モニターに映ってないところも見えてる。そういう意味でも参考になりました。

—なるほど。矢吹さんが今好きなアーティストさんって誰ですか?

矢吹:韓国の方なんですけど、キム・セジョンさんが好きです。Produce 101のときの先輩グループで、今は解散してるんですけどgugudanのメンバーの1人で。今はソロ活動していて、演技のお仕事もされている方で。歌がすごく上手いんです。刺激になります。

—韓国の歌手に興味を持つようになったのって、IZ*ONEに入ってから?

矢吹:そうですね。TWICEさんとかは聴いたことはありましたけど、ソロの歌手の方とかバラード曲とかはほとんど知らなかったです。韓国に行く前は℃-uteさんの曲にハマってました。(℃-uteが)解散するちょっと前に好きになったんです。今まで自分がやってきたアイドルとはまた違うアイドルだなって。パフォーマンスがすごく上手だし、それこそ“魅せ方”が上手いなと思って好きになりました。だから℃-uteがきっかけで“魅せる”ということに関心を持って、ちゃんと学んでいけるようになったのは韓国行ってからです。

—そしてホームのHKT48に戻ってきて、学んだことをステージで表現できると。今は目標とか何かありますか?

矢吹:私、どんなにちっちゃい夢でも書くようにしてるんですけど、今年の初めぐらいにどんどん夢が出てきてしまって。そのときにまだやりきれてないこととか、自分がこれからやりたいことがいっぱいあるなって感じました。劇場がPayPayドームの隣にあるので、いつかPayPayドームでコンサートしたいなとか、グループで叶えたい夢もありますし。

—個人での夢はあるんですか?

矢吹:お仕事ではたくさんあります。最近、プライベートでしたいことが全然なくて……。ずっとお仕事の頭になってるかもしれないです。インドアなので、家でゴロゴロして、飼ってるインコと遊んだり、ドラマをずっと見たり。日本のドラマも韓国のドラマもどっちも見るんですけど、演技と韓国語の勉強も兼ねてチェックしてます。

—そう考えるとオフのときは静かな日常を過ごしてる感じなんですね。

矢吹:そうかもしれないです(笑)。家から出ないですね。外出するのはお母さんとスーパー行くときぐらいです。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE