エド・シーランお墨付きの新星、メイジー・ピーターズが語る「21歳のリアル」

 

これまでの人生を語る際に欠かせない「公共交通機関」

―このアルバムを通して、聴き手にどんなことを伝えたいですか?

とにかく気に入ってくれたらうれしいし、いい作品だと思ってくれたらと願っているわ。私は素晴らしい作品だと思っていて、すごく気に入っているから。そして、私がアルバム作りに一生懸命取り組んだこと、私自身の人間性が大いに反映されていることが、伝わったらうれしい。私は全力を尽くしたつもりだから、それが伝わればと願っているの。でも究極的には、どんなことを感じてくれても構わない。アルバムを聴いて、何かしら感じてくれればそれで充分。とにかくみんなが気に入ってくれたらうれしいな。

―アルバム・ジャケットについて伺います。これは二階建てバスの中で撮影されたように見えますが、どんなコンセプトに基づいているんですか?

ジャケットに関しては、ロンドンの公共交通機関を使って、何か作りたいと思っていたの。なぜって私は、これまでの全人生を、公共交通機関の乗り物の中で過ごしてきた気がするから。つい最近になって車の運転免許の試験に合格したんだけど、ここに辿り着くまでの私の人生に、大きな位置を占めているように思う。ステニングに住んでいた時はいつも電車でロンドンに行って、ロンドンに着いたら地下鉄とバスに乗ってあちこちに出かけていたし。そんなわけで、ぜひ公共交通機関に根差したジャケットを作りたかったのよね。それからイヤホンも使いたかった。今私が使っているイヤホンはまさに裏ジャケットに写っているもので、ずっと愛用しているの。だって本当のところ、私は本当に長い時間を、乗り物に揺られながら音楽を聴いて過ごしてきた。それでバスを使おうという話になって、実際にバスを借りたの。それって本当に大変なことで、同時にものすごく楽しかった。才能あるフォトグラファーのリリーとロンドン中を走り回って、楽しい時間を過ごして、たくさんの写真を撮影したわ。その1枚がジャケットになった。実はケーキを使った『Psycho』のジャケットも、元々アルバム・ジャケットの候補として撮影したものなの。最終的にタイトルを差し替えて『Psycho』のジャケットになって、それも笑える話なんだけど、アルバム・ジャケットはすごく気に入っているわ。



―ここであなたが着ている服は、普段のあなたのファッションの延長なんでしょうか?

間違いなくそうね。ユニコーン柄のTシャツを着ていて、友達に「ユニコーンのTシャツ姿で写っているあなたはめちゃくちゃ怖そうで、おかしいわよ」と言われたんだけど、「確かにそうだ」って自分でも思った。二元性っていいことよね。それからレザー・ジャケットも私の定番だし、全てが私らしい。100%普段の私が着ているようなもので、ビッグなブーツも然り。ビッグなブーツの大ファンなの。
 
―日本に来たことはこれまでありますか?

まだないの。でも、ぜひ行ってみたい。

―日本のカルチャーについて何か知っていることがあれば!

恥ずかしいことにまだないのよ! 日本に行って、勉強したいと思ってる。<行ってみたい国>リストに、日本は入っているから!

―最後に日本のリスナーへメッセージをお願いします。

みんな聴いてくれてどうもありがとう。私の音楽を選んでくれて、すごく光栄に感じているし、日本に行ってみんなと会える日が待ち切れない。何度も繰り返しになるけど、本当に日本に行くことを楽しみにしているの。私の「行きたい場所」リストのトップにあって、興味津々だから。美しい国だし……みんなに会えるのを楽しみにいるし、私の曲を聴いてくれて感謝しています。

<INFORMATION>


『You Signed Up For This / ユー・サインド・アップ・フォー・ディス』
Maisie Peters / メイジ―・ピーターズ
ワーナーミュージック
発売中

CD購入/ダウンロード/ストリーミング:
https://MaisiePetersJP.lnk.to/YSUFTMe

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