エド・シーランお墨付きの新星、メイジー・ピーターズが語る「21歳のリアル」

メイジーのインスピレーションの「種」はどこにある?

―あなたが一番曲を書きたいと感じるのは、どんな時ですか?

たぶん、何か重要なことが自分の身に起きている時なんじゃないかな。そして、心に何かしらじっくり考えたいこと、答えを見つけたい疑問を抱えている時も、曲を書きたくなる。でなければ、年代記として、単純に記録したいという欲求もあるのよね。だから一番インスパイアされるのはそういう時だと思う。でもほかにも例えば、ソングライティングのために、どこかに数日間滞在したりする時もインスパイアされる。だってその間コラボ相手とずっと一緒にいて、色んなアイデアを共有できるわけだから。

―エド・シーランについて伺います。彼は4年くらい前にあなたの存在を知って、自ら主宰するGingerbread Man Recordsに契約する前から、舞台裏でサポートしていたそうですね。

そうね。私たちは数年前に知り合って……というか、私はずっと前から彼について色々知っていたわけだけど(笑)。私は常に色んな人と会って交流したいと思っているタイプで、当時すでにフレッド・アゲインやジョー・ルーベルとか、だいたい決まった人たちとコラボしていて、そういう交流の中でエドとも知り合ったのよ。そして1年くらい前だったかな、彼から連絡があって「曲を一緒に書いてみない?」と誘われたの。実際に書いてみたら意気投合して、彼と私の間には共通項も多かったし、友人兼コラボレーターになった。で、ずっと連絡を取り合っていて、最終的にエドのレーベルと契約するのがいいんじゃないかという話になったのよ。彼と頻繁に話をしているうちに、すごくいい関係を築くことができたから、最高よね。

―“ボス”としてのエドはどんな存在ですか?

彼は最高のボスよ。私を熱心に応援してくれるし、こちらが求めれば、本当に有益なアドバイスや意見をくれる。それに、アルバム制作に関しても私を支えてくれたし、私が書いた曲は全て聴いてくれるし、素晴らしいボスだわ。満点(笑)!

―エドはあなたについて、「彼女は英国の若者たちの代弁者だ」と評したことがあります。自分でも、同世代の若者たちの想いを代弁しているという意識はあるんでしょうか?

それってクールよね! そういう結果になっているのだとしたらうれしいし、私自身も間違いなくそこを意識して曲を書いている。ほかの人たちが聴いた時に自分のこととして捉えられて、共感できるような曲にしたいと考えているの。だから、それが本当だったらうれしい。そうであるよう願っているわ。



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