アトランタのアジア系スパで連続銃撃事件の犯人、4人の殺害容疑

ロング被告により殺害された8人の被害者のうち、6人がアジア系の女性だった。コロナ禍でアジア系住民への人種差別や暴行事件などのヘイトクライムが激増している中の出来事だった。

非営利団体のStop AAPI Hate(AAPI: アジア・太平洋諸島系アメリカ人)はTwitterに「アジア系アメリカ人女性が射殺された事件は、被害者の家族たちにとってはもちろん、私たちAAPIのコミュニティにとっても言葉にもできない悲劇でした。ひどい人種差別に眩暈すら感じています」と、投稿した。

ロング被告は逮捕された後、取り調べに対し、ポルノ産業に従事する女性に攻撃するためにフロリダへ向かっていたと話した。警察によるとロング被告はセックス中毒で、自分の人生から誘惑を取り除くために犯行に及んだとも話していた。

チェロキー郡保安官事務所のジェイ・ベイカー隊長は、事件直後の記者会見で「現段階では定かではないが、彼の事件への動機は人種差別に基づいたものではないようだ。彼は明らかに問題を抱えており、自分ではセックス中毒だと話している。事件現場となったスパは、彼の自分自身への誘惑を取り除くために、何かしら彼を許容するようなものであったと考えていたようだ」と語っていた。ベイカー隊長はその後、事件の動機となったものに注目して「彼は自分の人生にうんざりしており、もう後が無いとと考えていたようだ。事件当日は彼にとって最悪の日で、それが今回の事件を引き起こしたのではないかと考えている」と語った。

From:Atlanta Spa Shooter Pleads Guilty to Killing Four

Translated by Kazuhiro Ouchi

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