スケボーキング、12年振りとなるデジタルシングルリリース

スケボーキング

スケボーキングが、2020年12月2日に最新作『不気味の谷/キャプテン隊⻑』を配信リリースする。

2010年の解散ライブから10年の時を経て、2020年2月に再結成を果たしたスケボーキング。復活公演を発表したものの、新型コロナウイルスの影響で公演は全てキャンセルとなっていた。その沈黙を破るかのように、突如12年ぶりとなる作品のリリースを決定。過去、現在、未来を縦横無尽に行き来し、彼らなりの遊び心が溢れた作品となっている。

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また、メンバーのSHIGEOから、今回の2曲について楽曲解説が届いている。

まずは『不気味の谷』から。曲のテーマは、アンドロイドやA.Iの性能を高めて、より人間らしさを追及していけばいくほど皮肉にも不気味に感じてしまうというゾーンを指し示した“、不気味の谷現象”が、いかにもスケボーキングらしいテーマだなと 思ったので採用しました。アンドロイドをより人間に近づけようと頑張ってるのも人なのに、近づけば近づくほど結局はその人間に不気味がられてしまうという皮肉めいた不条理さ、努力の報われなさや切なさが、なんだかバカらしくもありユーモラスだなぁと。

トラック制作の裏話的には、冒頭で使用しているヴォコーダーが10数年前に中古楽器屋さんで購入したもの で、その頃は結局一度も使わずにそのまま放ってあったものを、今度のレコーディングで歌録りに来たSHUN さんと遊びながら音を出したところ、ビースティボーイズの“あの音”がたまたま出たことに大興奮!! そのヴォコーダーにバスガイド仕様のマイクを使って、SHUNさんが“不気味の谷”と連呼したものをそのまま採 用しています。是非その光景を想像してみてください。

続いて、『キャプテン隊⻑』。歌詞のテーマはキャプテン隊⻑。よくDragon AshのkjがSHUNさんのことを年上にもかかわらず“シュンちゃん先輩”って呼んでいて、その全然尊敬されてない先輩って感じがかなりオモロくて笑笑。キャプテン隊⻑って“キャプテン”と“隊⻑”が意味重複しちゃっててなんかバカにされてる感じがするし、全然リスペクトされてないけど、他に適任者も見当たらずにしようがなく船頭やっちゃってる人っているじゃないですか? そういう感じを想像して“キャプテン隊⻑“だなぁ...と。リアリティを反映した部分でいうと、スケボーキングが解散した2010年に、その頃に所属していた事務所の社⻑が売り上げとかのバンドのお金を持ち逃げして行方がわからなくなった事件がありまして、その人への思いをニヒリスティックにユーモラスに歌にしました。ピース✌



<リリース情報>



スケボーキング
シングル『不気味の谷/キャプテン隊⻑』

2020年12月2日(水)
価格:500円

=収録曲=
1. 不気味の谷
2. キャプテン隊⻑

Rolling Stone Japan 編集部

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