今年の渋谷ハロウィーンはバーチャルで 現実と仮想の交差する可能性を感じさせた空間

早速設定を済まして、バーチャル空間に飛び込んでみた。今回はハロウィーン仕様で、特別にジャック・オー・ランタンとキュートなお化けのアバターがデフォルトから選ぶことができた。最初に自分のアバターが登場したのは、渋谷スクランブル交差点の中心。まずは、実際の渋谷の街並みを象った空間がハロウィーン仕様に可愛らしくデザインされていることに驚いた。


(c)KDDI・au 5G / バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス

以前よりも行動できる範囲が広がっていたり、再現度の高さに驚きつつも、急いでライブワールドに飛び込むと、ちょうどきゃりーぱみゅぱみゅのライブがスタート。本来は初日のオープニングレセプションで彼女がパフォーマンスする予定であったが、イベントの人気のせいか、アクセス集中のために10月28日(水)に延期となっていた。ライブでは、「ファッションモンスター」と「Crazy Party Night〜パンプキンの逆襲〜」とハロウィーンにぴったりな2曲を披露。「ファッションモンスター」のイントロから「ハッピーハロウィーン!」ときゃりーが叫ぶと、彼女の煽りに合わせてファンたちのアバターが跳ねる。デフォルト設定の三人称視点からアバター視点に変更してみる。最前に行くと人だかり、いや、アバターだかりができている。三人称視点からキャラクターの主観視点にすると皆ステージ最前の視点で楽しむこともできる。現実のライブではあり得ない、参加者全員が最前列の視点でライブを楽しむ感覚にも陥ることができて、思わずテンションが上がってしまう。バーチャル空間上に実際に本人がいるかのようなリアリティはもちろん、曲に合わせて空間上の渋谷のビルにハロウィーン風のイルミネーションが投影されたり、地面から風船が浮いてくるなど、街全体が曲に合わせて盛り上がる。曲の合間には、口笛や拍手がアバター達から鳴り響き、ファンの感情も投影することができる。実際のライブさながらの熱気がバーチャル空間上に広がった。


(c)KDDI・au 5G / バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス

また、きゃりーぱみゅぱみゅに続いて、世界を股にかけて活躍するダンサー・KENTO MORIも登場。ARアーティストとしても活躍中の彼は、骸骨のバックダンサーや音楽とマッチしたパフォーマンスだけでなく、本人の動きに合わせたリアルタイムなAR加工でオーラを纏っているようにも見える。マイケル・ジャクソンも認めたという彼のダンスのしなやかさに合わせて、煌びやかなARも投影されていきステージが彩られていき、観衆を魅了。終演後も会場からは拍手が止まなかった。

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