故ルイス下院議員葬儀でオバマ前大統領がトランプ政権を痛烈批判「憎しみと分断ではなく、愛を」

故ジョン・ルイス下院議員の葬儀で弔辞を読み上げたバラク・オバマ前大統領


オバマ氏はさらに言い添えた。「特定の政党や候補者に有利なように選挙区割りを決める“ゲリマンダリング”のような一部の行為を廃止し、政治家が投票者を選ぶのではなく、すべての投票者に政治家を選ぶ力を与えましょう。神から授けられた権利をすべてのアメリカ国民に保障するために“フィリバスター(訳注:法案可決を遅らせたり、阻止したりするために使われる上院のルール、議事妨害とも言う)とジム・クロウ法(訳注:州・郡・市町村レベルでの人種隔離をする規則と条例)の残骸を廃止しなければならないのであれば、我々はそうするべきです」。

前大統領は、個人の責任と悲観主義に走らないことの重要性についても語った。「ちょっと時間があるときにするような用事と投票を同等に扱ってはいけません。民主主義の名の下でもっとも重要な行動としてとらえるべきであり、ジョンのように持てる限りを注がなければいけません」。

オバマ氏は、現在の政権ではなく、ルイス氏が生涯をかけて体現したことに焦点を当てて熱弁を締めくくった。「憎しみと分断を人々のあいだに植え付けるのではなく、愛と真実を広めましょう」。

「これこそまさに、ジョンの教えです」とオバマ氏は言った。「本当の勇気はここから生まれるのです——相手に敵意を向けるのではなく、相手に向き合うことで。憎しみと分断を人々のあいだに植え付けるのではなく、愛と真実を広めましょう。より良いアメリカと世界を築くために我々に課せられた責任から逃げるのではなく、こうした責任を喜びと忍耐をもって受け止め、愛するコミュニティにおいて我々は決してひとりではないと気づいてください」。

最後にオバマ氏はこのように述べた。「ジョン・ルイスは、まさに宝と呼ぶべき人物でした。わずかな期間ではありながらも彼とともに歩み、彼に導かれた我々は、とても幸運です。皆様に神の祝福がありまように。神よ、アメリカを護りたまえ。目標の実現を近づけてくれたこの優しい魂を護りたまえ。どうもありがとうございました」。

Translated by Shoko Natori

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