ニューアルバムは最高傑作になる―さて、12月10日から全国ツアー「ASKA premium ensemble concert -higher ground-」が開催中ですが、今回のツアーはバンドとストリングスの融合によるライブとなります。こうした試みはどこから出てきたのでしょうか?言ってしまうと偶然です。前回はご縁いただいて、復帰後初のライブをビルボードさんでビルボードさんのオーケストラチームと一緒にライブをやらせてもらった。でも、皆さんご存知のように、初日以外は風邪が治らなくて、最終日まで体調が戻らなかった。せっかくお待ちいただいた皆さんには本当に申し訳ないことをしてしまった。それがずっと心の中にありました。そんな中、次のツアー(『ASKA CONCERT TOUR 2019 Made in ASKA -40年のありったけ-』)が1カ月そこそこで始まり、それに関しては自分の中では、やれたと思えて。それで、今回のツアーを秋からバンドでやることは決まってはいたんですけど、そこにまたビルボードさんが声をかけてくれたんです。「何か面白いことを一緒にやりませんか?」となりました。
Courtesy of DADA label―なるほど。ただ、そうなった時に、バンドツアーに45人ほどいるストリングスチームをつけるのは流石に無理があって。バンドサウンドのライブだと、弦がどんなに綺麗な音を出しても、その音をどれだけマイクで拾っても何にも聞こえないですから。だったら、クラシック家の意識を変えていただいて、全員がバイオリンなどの弦楽器にピックアップマイクを付ければいいと。そうすると、彼女達が聴いてきたサウンドじゃないけれども、ELOみたいにできるんです。
―言われてみればELOの手法ですね。少しだけ説明すると、ビートルズはレコーディングにおいて弦をロックに取り入れて大成功しました。その後に皆がそれをやり出したんですけど、バンド+ストリングスを極めたのがビートルズの申し子のジェフ・リン率いるELO。そして、よくよく考えるとELO以降そんなことをやった人はいないんですよ。それで、今回も縁あってビルボードさんなので、ELO以降誰もやってこなかったバンド+ストリングスで全ツアーを回ります。具体的にはストリングス15人がツアーメンバーになって全国を回るわけです。
―ASKAさんのブログに“ライブの軸は見えてきた”とありましたが、具体的には今回、何がライブの軸になりますか?具体的には軸とかそういうのはなくて、最後にはやり切った感とお客さんの「ライブを観た!」という満足感。そして「また来たい!」という期待感。それがあれば何でもOK。よく、テーマ性や軸みたいなものを語ろうとするあまりに、それがなされなかった時の崩れ方って大きいので。それよりも何がなんでも「よかった!」って言ってもらえること。もうこれのみです。エンターテイメントを一言でいえば「楽しかった」ですよ。「楽しかった」「また来たい」「また観たい」。これが全てです。
―楽しみです。最後に来年3月発売予定のニューアルバムの予告を。今回のツアーでもアルバムからの新曲を披露されるようですし、ブログによれば歌入れまでは既に全曲終わったと?はい。全曲歌入れ終わってます。もうね、これは最高傑作ですよ。15曲入りです。
―内容としては?内容としては、もう素晴らしい!(笑)。
―ハハハハ!過去アルバムを作る度に「これは最高傑作です」と言い続けてきましたが、本当は「前とはまた違うものができました。そしていいですよ」って言うために使ってきた言葉で、さっきの楳図かずおさんの話で出てきたよくできたアルバムっていう言い方をすると、やっぱり『NEVER END』はすごくよくできています。ただ、今回は『NEVER END』を超えたと思っています。期待していてくださいな。
Courtesy of DADA label
<INFORMATION>
SINGLE
「歌になりたい/Breath of Bless〜すべてのアスリートたちへ」
DADA label
発売中
2020年3月20日、 New Album発売決定!!
タイトル / 収録楽曲数:未定
DADA label
▼配信情報
■ハイレゾ音源&通常音源配信サイト・e-onkyo「Weare」
https://weare-music.jp/ *ASKAのインタビュー記事も掲載。
■通常音源配信サイト・iTunes
https://itunes.apple.com/jp/album/id1484933600?app=itunes・Google Play Music
https://play.google.com/music/m/Bt3c3zhinhjixyhyqjnvfbn2sqa・Amazonデジタルミュージック
https://www.amazon.co.jp/dp/B07ZKGB9N9・レコチョク
http://recochoku.jp/album/A1012757120/・mora
http://mora.jp/package/43000033/A78278/・music.jp
http://music-book.jp/music/Artist/1489159/Album/aaacboqp・dミュージック
https://music.dmkt-sp.jp/album/A2001616506・オリコンミュージックストア
https://music.oricon.co.jp/php/cd/CdTop.php?cd=SPC02522416 他
【billboard classics ASKA premium ensemble concert -higher ground-】
2020年1月3日(金)福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール
2020年1月6日(月)大阪・フェスティバルホール
2020年1月9日(木)東京・東京国際フォーラム ホールA
2020年1月11日(土)北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru
2020年1月15日(水)東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
2020年1月18日(土)新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
2020年2月2日(日)群馬・高崎芸術劇場 大劇場
2020年2月9日(日)神奈川・神奈川県民ホール 大ホール
【特別公演】2020年3月20日(金・祝)熊本・熊本城ホール メインホール
【追加公演】2020年2月11日(火・祝) 開演 東京文化会館 大ホール
チケット:11,800円(税込・全席指定) ※特製プログラム付き ※未就学児入場不可
コンサート情報 特設サイト:
http://billboard-cc.com/classics/aska2019/ASKA Official Site「Fellows」
https://www.fellows.tokyo/