ドキュメンタリーの反響を受け、米博物館がマイケル・ジャクソン関連の展示品を撤去

マイケル・ジャクソンによる児童性的虐待疑惑を取り上げたドキュメンタリー作品『Leaving Neverland(原題)』が公開された(Photo by Getty Images)

物議を醸しているHBO製作の『Leaving Neverland』の公開を受け、米インディアナポリス子供博物館はマイケル・ジャクソン関連の展示品2点の撤去に踏み切った。「新事実が明るみに出る、あるいは歴史的な出来事を別の角度で見るとき、私たちはその展示品が来場者にお見せするのにふさわしいものかどうかを再評価しなければならない場合があります」とコメントを発表した。

マイケル・ジャクソンによる児童性的虐待疑惑を取り上げたドキュメンタリー作品『Leaving Neverland(原題)』の公開を受け、マイケルの生まれ故郷、米インディアナ州ゲイリーから車で2時間ほど離れた場所にあるインディアナポリス子供博物館がマイケル関連の展示品2点を撤去した。

博物館が2017年にオークションで手に入れたマイケルのアイコンである手袋と中折れ帽、さらにはマイケル直筆のサイン入りポスターは今月まで同博物館で展示されていたものの、『Leaving Neverland』のプレミア上映を受けてキュレーターたちが展示品を撤去した、と米地方紙インディアナポリス・スター紙が報じた。

「展示を企画する際、私たちは展示品と著名人とのつながりを重視します。当然ながら、私たちはご来場いただく皆様のためにモラルの高い人物に関するストーリーを紹介したいと考えています」とコレクション・ディレクターを務めるクリス・キャロン氏が同紙に語った。

「新事実が明るみに出る、あるいは歴史的な出来事を別の角度で見るとき、私たちはその展示品が来場者にお見せするのにふさわしいものかどうかを再評価しなければならない場合があります」

マイケル・ジャクソンが同博物館を訪れたのは1990年のことだ。それは輸血が原因で後にHIV感染したことが明らかになったライアン・ホワイト君というインディアナポリス州のティーンエイジャーと親しくなったのと同時期である。翌年にホワイト君がこの世を去ると、マイケルは葬儀に参列した。

『Leaving Neverland』公開以降、マイケルは、性的暴行容疑で話題のR・ケリーほど厳しい避難の的とはなっていないにせよ、米HBOが手がけた2部構成のドキュメンタリー作品はいくらかの余波を呼んでいる。ウェイド・ロブソン氏とジェームズ・セーフチャック氏による告発を受け、アニメ『ザ・シンプソンズ』はマイケルが声優を務めたキャラクターが登場するエピソードの放送と配給を取り下げた。

「これしか選択肢はありませんでした」と長年にわたって同アニメシリーズのプロデューサーを務めてきたジェームズ・L・ブルックス氏は言った。「ドキュメンタリー作品によってマイケルのおぞましい行為が証明されたのですから」

Translated by Shoko Natori

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