マイケル・ジャクソンの遺産管理人が提訴中のドキュメンタリー5つのポイント

先週ABCが放送した特別番組「The Last Days of Michael Jackson」マイケル・ジャクソン・エステートはウォルト・ディズニー・カンパニーとABCテレビを提訴した。(Photo by Steve Granitz/Getty Images)


3. ジャクソンが痛み止めを常用するようになったきっかけは、ある火傷だと言われている

ペプシのコマーシャルの撮影中、ジャクソンは髪に火が点くアクシデントに見舞われた。可燃性の高いヘアスプレーを大量に使用していたこともあり、その火は瞬く間に巨大化した。画質が悪く不明瞭ではあるものの、本ドキュメンタリーには炎に包まれる直前まで踊り続けるジャクソンの映像が登場する。その時に負った傷は深刻で、彼はそれ以降思うように眠れなくなったという。本作はその出来事こそが、ジャクソンが痛み止めを常用するようになったきっかけだと主張する。痛み止めへの依存を克服すべく、彼は90年代にはリハビリ施設に入所している。

4. カムバックツアーの目的は借金の返済だった

後半に入ると、本ドキュメンタリーはジャクソンの人生における暗い面にフォーカスし始め、2001年の『インヴィンシブル』以降作品をリリースしていなかった彼が、晩年は深刻な経済状況にあったとしている。同番組はジャクソンの復帰ツアーを「ロックンロール史上最大のカムバック」とうたいつつ、その最大の目的は膨れ上がった借金の返済だったと主張している。

しかしほどなくして、その計画は頓挫する。マイケル・ジャクソンは自ら自由を放棄してしまった、それが本作の見解だ。「彼は既にAEGから多額の報酬を受け取っており、ツアーが実現しなければ私的財産を差し押さえられることになっていた。しかし不幸にも、彼の身体はコンサートを開催できる状態にはなかった」本ドキュメンタリーはこうもコメントしている。「彼は巨大なプレッシャーに押し潰されそうになっていたが、逃げ道は残されていなかった」

5. 追い詰められたジャクソンはプロポフォールを求めた

本ドキュメンタリーは、ジャクソンの担当医が彼に処方していたプロポフォールを「麻酔」と表現した上で、「手術を受ける患者に投与される量と同等」とされる50ミリグラムのプロポフォールを、彼が30日間にわたって毎晩摂取していたと主張している。

「私は彼に、眠るためにプロポフォールを摂取することは危険ですと伝えました」あるナースはそう語った。「すると彼はこう言ったんです。『僕の担当医は大丈夫だと言ってる』と」

2009年6月25日、ジャクソンは50歳でこの世を去った。彼の担当医のコンラッド・マーレーは後に過失致死の罪で服役しているが、本ドキュメンタリーはその点に言及していない。

Translated by Masaaki Yoshida

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