ヴィンテージ・ジーンズから、お気に入りの絵まで、自身のスタイルにインスピレーションを与えるアイテムを紹介する、ケイジ・ジ・エレファントのマット・シュルツ。(Photo by Sacha Lecca for Rolling Stone)
ケイジ・ジ・エレファントのフロントマン、マットが、画集から古着屋で見つけたアイテムまで、自身のお宝アイテムについて語る。ガレージロック・バンド、ケイジ・ジ・エレファントのマット・シュルツは、ライヴをしていない時間は古着屋に通っている。32歳の彼は、そこで控えめでありつつもクールな、グランジスタイルの粋なアイテムを探しているという。例えば、ボウイのグラムロック風スタイル、あるいは自身のVansのシグネチャー・エディション・ブーツのようなカウボーイ風スタイルのアイテムだ。「ジャケットに数百ドルってのは高すぎる」。マットは、ケンタッキー訛りの英語でこう話す。「僕は流行に近づかないし、ファッション・アイコンになってやろうとか思ってないんだ」
そんなマットにローリングストーン誌は、自身のユニークな美学を形作っているという、過去一番の掘り出し物、本、芸術作品、大切なアイテムについて話を聞いた。
(Photo by Sacha Lecca)Dear Wearのジャケット「素晴らしいアーティストの友達がいてね。これは、その彼女が僕のために絵を描いてくれたジャケットなんだ。この袖部分が面白くて。コブラなんだけど、ポケットにはマングースがいるんだ。彼女と、動物界でコブラを遊び感覚で殺すのが、マングースだけなのはどうしてかっていう話をしてね。それが本当なのかは分からないけど、そういう話になったんだ。マングースがコブラを殺すのは、食べるためじゃないっていうのには、自信がある。だから、おそらく身を守るためなんじゃないかな。どうしてそんなことをするのか分からないけど、遊びでやってるんじゃないと思う。どっちにしても、マングースはコブラを殺すわけ。本当に興味深いことだって、僕たちは思ったんだ。まぁそんな感じで、彼女がジャケットを取って、マングースを描いてくれたんだ。実際にイケてるよね。僕は動物の中で、マングースが大好きなんだ」
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Translation by Miori Aien