ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとロン・ウッドが伝説のミュージシャンを振り返る。
ミック・ジャガーは4月21日(現地時間)のプリンスの死に深い哀悼の意を示した。「本当に悲しい」とジャガーは綴っている。「プリンスは革新的なアーティストで、素晴らしいミュージシャンであり作曲家だった。独創的な作詞家で、類まれなギタリストだった。彼の才能は無限だった。この30年で最もユニークで刺激的なアーティストの1人だった」。
ジャガーはプリンスの芸術的才能をずっと応援してきた。1995年、ローリングストーン誌のカバー・ストーリーで、ジャガーは創刊者兼編集長のヤン・S・ウェナーに、プリンスは見過ごされているが、パフォーマーとしてはジェームズ・ブラウンと多くの共通点があると話している。
「彼は多くの音楽の様式をぶち壊し、数多くのスタイルを発明した。彼自身もついていけなかった」とジャガーは言う。「(プリンスは)きわめて多作だったね。これはめずらしいんだ。たいていは3曲書いたら後はその繰り返しだ。プリンスは作曲家としても豊かな才能を持っていたし、プリンスの凄いパフォーマンスも見てきた。他の誰にも真似のできない演奏だった。僕は、彼は最高だと評価している。彼と肩を並べるような新しいアーティストは見当たらないと思うね」
ローリング・ストーンズのロン・ウッドもプリンスについて語っている。「才能あふれる仲間を失って寂しいよ。彼は素晴らしいパフォーマーでギタリストだった。プリンスよ、安らかに眠れ」。