ボビー・コールドウェル、20歳下のジャック・スプラッシュによる奇跡のユニット『クール・アンクル 』結成秘話

スプラッシュは、今最も勢いのあるプロデューサーのひとりだ。彼はジェニファー・ハドソンとシーロー(・グリーン)との作品で、これまでに3つのグラミー賞を獲得している。また受賞こそ逃したものの、アンソニー・ハミルトンの深い悲しみを歌ったバラード『プリーズ・ステイ』、そしてR・ケリーの直球ディスコトラック『ビー・マイ・#2』でも、スプラッシュはその手腕を世界に知らしめた。

null
「お互いオープンな気持ちで、風変わりなアイディアをたくさん出し合ったんだ」ボビー・コールドウェルとのコラボレーションについて語るジャック・スプラッシュ Supajoe

コールドウェルとの出会いは運命だったとスプラッシュは話す。コールドウェルの音楽を知った時のことを、彼はこう振り返る。「当時付き合ってた彼女に振られたばかりだったんだけど、新しい彼氏が最初のデートで彼女をボビー・コールドウェルのコンサートに連れて行ったらしいんだ。なんていけ好かない野郎だと思ったよ。僕はボビーの曲を聴いたことはあったけど、彼のこと自体はよく知らなかった。ボビー・コールドウェルって誰なんだって感じだったよ」結果的に、その出来事は彼の人生を大きく変えることになった。「僕はそれ以来、ボビー・コールドウェルになったつもりで曲を書くようになったんだ」

Translation by Masaaki Yoshida

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE