デヴィッド・ボウイは2015年10月、久しぶりに表舞台に帰ってきた。6話構成のヨーロッパの新ドラマ『The Last Panthers』に向けて書き下ろした、オリジナル・テーマ曲を発表したのだ。この曲は、『レッツ・ダンス』や『ヤング・アメリカンズ』のような特大ヒットは見込めないが、そもそもこれらはボウイの膨大な楽曲リストのなかでも極めて例外なのである。彼の作品のほとんどは、ラジオで流れることもなければ、カラオケバーで聞くこともない。しかし、爆発的にヒットしたひと握りの楽曲に劣らぬ、輝きがある。ローリングストーン誌は、ボウイの隠れた名曲を読者に投票してもらった。結果は以下の通り。