カーディ・Bのデビュー作やインディ・ロックの注目作など、ストリーミングで楽しむ必聴10作品

Rolling Stone Japan 編集部 | 2018/04/09 01:37

| カーディ・B『インベージョン・オブ・プライバシー』(ローリングストーンUS版の紹介動画より) |

カーディ・Bの待望のデビュー作、エルトン・ジョンに向けられたナッシュビルからの敬礼、ホップ・アロングの野心満々なインディ・ロックなど、今聴くべき作品をローリングストーンUS版のライターが紹介。

1:カーディ・B『インベージョン・オブ・プライバシー』
ロブ・シェフィールドいわく「血染めの靴を履いてブルースを踊る」と表現したヒップホップのスーパースター、カーディ・Bのデビューアルバム。「気前いいほどエモーショナル、親密すぎるほど私的、大胆にユーモラス。(中略)この作品でカーディは多種多様の隠し玉を見せびらかすが如く披露していて、まるでカーディ・Bのグレイテスト・ヒッツ集のようでもある。ジャケットで彼女が着用しているクールで斬新なニュー・ウェーヴ・スーツと同じくらい最高の音楽がぎっしり詰まっている」と評している。
Apple Music
Spotify

2:V.A.『Restoration: The Songs of Elton John and Bernie Taupin』
エルトン・ジョンとバーニー・トーピンという稀代のソングライター・チームへのトリビュート・アルバムがアップデートされた。今作ではレディー・ガガ、ザ・キラーズなどのポップ・アーティストがジョン&トーピンの大ヒット作品を演奏している一方で、ミランダ・ランバートやディエクス・ベントレーといったカントリー・アーティストが参加している。ジョディ・ローゼンのレビューはこうだ。「これは驚くべき発見だ。カントリー界の新人(マレン・モリス)と伝説(ドリー・パートン)は、今作でエルトン・ジョンの楽曲を深く掘り下げ、彼の楽曲に潜んでいたカントリー・ミュージックと共通する無表情な哀愁や物悲しさを発掘してしまった。(中略)今作の最後を飾るのはウィリー・ネルソンの“Border Song”。静寂の中で歌われる叙事詩のような弾き語りだ。20世紀の巨匠がもうひとりの巨匠を音楽の神々が住むオリンポス山で出迎えたという風情でもある」
Apple Music
Spotify

3:V.A『ジョニー・キャッシュ:フォーエヴァー・ワーズ』
ケイシー・マスグレイヴス、ジョン・メレンキャンプ、クリス・コーネル、ブラッド・ペイズリーなどが参加して、黒い服の男、ジョニー・キャッシュが遺したポエム、散文、手紙と音楽を融合させたのが、このトリビュート・アルバムだ。ジョナサン・バーンスタインはレビューで次のように記している。「キャッシュへのトリビュート作品の最新作となる本作は、彼が書いた散文や詩を他のアーティストが取り入れてみたところ、彼らのスタイルを邪魔することなく楽々とフィットしたことを如実に示している。“The Captain’s Daughter”は、既に忘れ去られていたアリソン・クラウスとユニオン・ステーションが20世紀末前後に放ったヒット曲を思い出させる。また“The Walking Wonded”はキャッシュの娘ロザンヌが厳粛な雰囲気を醸しているが、この曲のアットホームさは彼女のレコードの中でも突出したものとなっている」
Apple Music
Spotify

4:カリ・ウチス『Isolation』
コロンビア人シンガーのファースト・アルバムは、タイラー・ザ・クリエイターやジョルジャ・スミスをゲストに迎えて、カリ・ウチスの唯一無二の音楽ビジョンを見せつけている。ジョー・レヴィーは次のように書いている。「ベックやアウトキャストのように彼女もポップ界の奇才で、ヴィンテージ感と近未来感が同居するグルーヴを操る。ファンク、ボッサ、レゲトン、ソウルのしずくを全身で浴び、日焼けしたサイケデリックな浮遊感という毛布でその全身を包み込んでいる。彼女の得意技は先祖返りではなくフラッシュバックなのだ」
Apple Music
Spotify

5:カイリー・ミノーグ『ゴールデン』
オーストラリア出身のポップ界のスーパーノヴァことカイリー・ミノーグは、自身の14枚目のアルバムのインスピレーションを求めてナッシュビルに向かった。モーラ・ジョンストンは次のように書いている。「ナッシュビルでの冒険が生み出した果実は、足のスクートとシェイク(※両方ともカントリーダンスの動き)の違いを区別するような風変わりなLPに仕上がっている。オープニングの“ダンシング”は、ミノーグの線の細い優美なソプラノにドリー・パートンのトレードマーク的きらびやかな歌声が加わり、死を想像させる陰りのある“しゃれ”へと姿を変える。コーラスの『When I go out, I wanna go out dancing』(外に出るときには踊りながら出たいの意味)はクラブに繰り出すイメージと死のイメージの両方を想像させるのだ。“シェルビー’68”はミノーグの父親の車がインスピレーションの曲で、継続するビートを目の前に続く広大な道という熱気を帯びた夢で味付けしている。ミノーグの都会のカウガールというビジョンは自分自身を掘り下げたときにベストな結果をもたらすのだ」
Apple Music
Spotify
Translated by Miki Nakayama

RECOMMENDED

おすすめの記事