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ローリングストーン誌が選ぶ「2015年のベスト・ミュージック・ビデオ」トップ10

Eric Ducker | 2016/01/15 18:00

| 2015年のベスト・ミュージック・ビデオ10本 |

ドレイクのダンス、ミッシー・エリオットのカムバック等々。


深刻な社会問題も、個人の日常的な苦悩も浮き彫りにした2015年のベスト・ミュージック・ビデオ。なかには、ジェームズ・タレルのエキジビションでこっそり踊ると端からどう見えるのか、そんな答えも明かされている。


10位 ストロマエ『Quand C’est?』


監督:グザヴィエ・レイエ

ストロマエのアルバム『Racine Carrée』は2013年夏にリリースされたが、このベルギー出身アーティストの人気にアメリカで火がついたのは2015年だった。過去2年間に、同アルバムの半分以上となる7曲のミュージック・ビデオが製作されている。『Quand C’est?』はその最新作であり、ストロマエがエモーショナルな表現力を発揮しているベスト作品だ。古びた劇場で、ステージの上に彼がただ一人。やや予算のあるSF映画のようなCGI技術が施されるなか、モダンダンスのようなパフォーマンスを披露している。これ以前のストロマエのヒット曲『Tous Les Mêmes』では彼の中性的なルックスが際立っていたが、『Quand C’est?』はその華奢な体型を強調している。自己陶酔的なポップ界において、これは大胆な挑戦だ。


9位 レッド・ベルベット『Dumb Dumb』

監督:ボムジン・J

Kポップ界では比較的新人のレッド・ベルベットだが、『Dumb Dumb』のビデオは、独特の美的感覚と無個性さで注目を浴びた。ビデオのなかに盛り込まれた目まぐるしく変わる舞台設定はすべて、サイズも予算もオーバーなみんなのお気に入りファッション・カタログにいかにもありそうだ(前から見るとショート丈にしか見えない、クラッシュデニムはおすすめしないが)。もちろん、もっと過剰なKポップ・ビデオが好きという人もいるだろう。そうなると、王道ビッグバンの『Bang Bang Bang』を超えるド派手なものは、今年は出ていない。

Translation by Sayaka Honma

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