TAKUTOの「一番のターニングポイント」は?―TAKUTOさん自身、リスナーとしてはどんな音楽を聴いてこられました?僕は、2000年代とかの洋楽ばっかりだったかもしれないです。それこそ僕がダンスを始めたあたりの曲が好きで。2000年代あたりのヒップホップ、R&Bが多いですね。ジャスティン・ティンバーレイク、オマリオン、ニーヨとかが好きでした。
―マイクを持って歌って踊ることに関しては、身体に馴染んできました?やっと馴染んできた感があります。デビューショーケースの時とか、緊張から手汗でマイクが滑りそうで(笑)。今では手汗をかくこともなくなりました。ありがたいことにデビューして早い段階からたくさんのステージを経験させてもらったことで、だんだん強くなれていると思います。
―MAZZELのデビューから今に至るまで、TAKUTOさんにとっての一番のターニングポイントは何でしたか?僕たちを強くしたステージとして思い浮かぶのは、『D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA』(2023年12月2日)。もちろん他にもたくさんありますが、初めてのドームでもあり、センターステージでパフォーマンスしづらい中で「Fire」を初披露した日であり、あそこは「行くぞ」って全員ひとつになってましたね。
―ステージでパフォーマンスすることにおいて、自分はMAZZELの中でどういう役割を担いたいと思っていますか。今は、昔からダンスをやっていることもあってMAZZELのダンス担当とかラップ担当と言っていただくことがよくあるんですけど、オールラウンダーになりたいです。すべてにおいて磨きのかかったアーティストになりたいので、いい意味で、「MAZZELのラッパー、ダンサー」って言われないようになりたいですね。
―TAKUTOさんの中で、歌・ラップ・ダンスが全部つながっている感覚はありますか。あります。ひとつの身体で音楽を表現するということにおいては同じですし、ダンスも歌もラップも自分の身体が楽器なので。オーディションの時に「歌は全然やってきてないと思うんだけど、ダンスと歌、ラップは絶対に通ずるものがあるからやっていったらいつかわかるよ」と社長に言われたことをずっと覚えていて。まだ「いつかわかる」の途中なのかもしれないですし、でもなんとなくやっていて「そうなんだろうな」とも思います。
―今後MAZZELとしてやってみたい曲調とかはありますか?それこそ昔のR&Bっぽい曲調とかを、ラップとかではなく、自分もしっかり歌い上げられる感じでまたできたらいいなって思います。「Fantasy」「ICE feat. REIKO」とかはあるんですけど、またもっと違うテイストとかを僕はやってみたいなって思いますね。
―R&B的な歌唱の深みをもっとつけていきたいという気持ちが今は強いんですね。この先MAZZELとして描きたい夢を、TAKUTOさんとしてはどのように想像してますか。ひとつは、何があっても変わらずこの8人で続けていきたい。最終的には日本にとどまらず、たくさんの方にまでMAZZELの音楽が届いて、評価されて、愛されるグループになりたい。このメンバーで長くやるということと、たくさんの方に愛されるグループになりたいというのは、絶対に変わらないですね。
―TAKUTOさん個人としてやりたいこととか叶えたい夢はありますか?たくさんありますね。時期がきたらソロでもやりたいという願望はあります。もちろん今はMAZZELに集中して、時が来たらいつかやりたいという気持ちです。
―それももう、自分ならできるという自信もあるし、ソロでステージに立つ姿がすでに想像できてる?よく寝る前とか想像してます(笑)。すごく先の話なのに。
―小さい頃から自我は強いけど、それを人に見せることが苦手なだけで、本当は「俺、かっこいいんだぞ」ってずっとやりたかったし言わせたかったから、バックダンサーをやっていてもウズウズしていて、今やっとちょっとずつ殻を破れるようになっているという感覚……ですか?そうなのかもしれないですね。今日この話をさせていただいて、そうかもしれないって思いました。
―自分の中では大きいステージに立って輝いている姿がすでに想像できてるし、それに向かって服を脱ぎ続けて、みんなにかっこいいと言わせ続けるのみ、という感じ?はい、その通りです(笑)。一度見たら全員が虜になるくらいの魅力をまとったアーティストになりたいです。
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