EXILE B HAPPY、はしゃぐ子ども達に囲まれながら10曲をパフォーマンス

さてここで、チームメイトの小森曰く“あのピンクのヤツ”を呼び込むことに。観客が叫ぶ「メンディーマーン!」の声を合図にSEが鳴り響くと、EXILE B HAPPYのロゴ入りのマントを羽織った“メンディーマン”こと関口メンディーが場内に登場。「呼んだか、豊洲! 聞こえていたぞ!」とヒーロー口調で呼びかけると、歓声と笑い声が溢れた。

続いて「みんなで元気になれるやつ(曲)……あります!」と紹介されたのは、GENERATIONSの『Y.M.C.A.』。浦川のDJに合わせて、準備運動からのYMCAダンス、全力YMCAダンスへと、会場はヒートアップしていく。そこにボーカルの吉野北人と中島颯太が登場すれば、観客のテンションは高まるばかりだ。ステージに向かう途中、自身もベビーフェイスの吉野が、ステージ付近を自由に動き回り、B HAPPYSに手を振っている幼児に背後から歩み寄ると、可愛らしい2ショットに一際大きな歓声が上がる。2人を見守りながら、幼児に「ホクブー後ろやで?(笑)」と話しかけていた中島は、ステージに上がると「2024年の始まりをEXILE B HAPPYから始められることで、この1年ハッピーになれそうな気がしています」とコメント。吉野が「今日は短い時間ですが、最高の思い出を作れたらと思います」と語った際には、子ども達からも「北ちゃーん!」というエールが届き、このイベントならではのアットホームな空気感が漂った。



メンバーが全員揃ったタイミングで、TETSUYAは先日起こった令和6年能登半島地震への想いを述べつつ、「EXILE B HAPPYは子ども達の笑顔をたくさん作りたいという想いで組ませていただいたグループです。そのハッピーの輪が広がっていくことを願いながら、僕達は活動を続けたいと思っていますので、みなさん、これからもよろしくお願いします」と呼びかける。そして7人で、この日解禁されたばかりの「MORNING SUN」のミュージックビデオの話題へ。終演後の囲み取材によると、イベント会場である“アーバンドック ららぽーと豊洲”で撮影したというこのミュージックビデオは、開店前に撮影するために、実はMORNING MORNING SUNくらいの時間(午前3~4時)から現場に入って準備していたそうだが、吉野は「子ども達とも一緒に撮らせていただいて、LDHのアーティストの作品ではなかなか見られないようなミュージックビデオになっています。この映像を観ていただいて、少しでもみなさんの心がハッピーになってくれたらいいなと思っています」と明るい表情で語る。

そんなハッピーオーラ全開の「MORNING SUN」をパフォーマンスすると、イベント前にミュージックビデオをチェックしてきたであろう観客の手拍子と<Hooray hooray hooray>の掛け声が、メンバーとB HAPPYSを温かく包み込んだ。同曲を披露した後、メンバー達は自ら考案したという大サビのダンスを改めてレクチャーし、観客と一緒にTikTok用の動画を撮影。青空のもと、大勢の子どもに囲まれて撮影するという微笑ましい状況に、TETSUYAは「素敵な光景だねぇ……」としみじみ。浦川は少年のような笑顔を浮かべながら「ナイス! ナイス! ナイス!」と叫び、子ども達1人1人とハイタッチを交わしていた。

さらに「タオル持ってきてます?」と呼び掛けると、色とりどりのタオルを掲げながらLDHメドレーに突入。TETSUYAが所属するEXILE THE SECONDの「Going Crazy」、中島と木村が所属するFANTASTICSの「CANONBALL」、吉野と浦川が所属するTHE RAMPAGEの「Jump」、関口と小森が所属するGENERATIONSの「NOW or NEVER」で豪快にタオルを回し、グループの垣根を越えたレアなコラボレーションを盛り上げる。本日は1月らしからぬポカポカ陽気ということで、観客もメンバーもこのメドレーだけですっかり汗ばんでいたようだが、「今日はこれくらいのパッケージになってますけど、本気でみんなと踊りたい曲を集めたら2時間のライブ、多分作れますよ!(小森)」「間にお昼休憩入れましょう(中島)」「おやつの時間ね!(浦川)」「モグモグタイム、いいね!(TETSUYA)」と楽しそうに語る姿に、今後への期待がますます高まったことだろう。

約1時間に渡って届けた本イベントのラストナンバーは、吉野が「1人1人が優しい気持ちを持てれば、それがきっとハッピーに繋がって幸せな世界が広がると思うので、そんな願いを込めながら歌わせていただきます」と言い添え、「CL26 ~Circle of Smiles~」のメインテーマソングであり、1stシングル『MORNING SUN』にも収録予定の「BE HAPPY」を披露。曲中には浦川と関口のラップパートもあり、色とりどりの歌声とダンスを織り交ぜながら大きなHAPPYの輪を作り上げると、メンバー達はにこやかにステージを後にした。

Rolling Stone Japan 編集部

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