FLOが語るサマーソニック、R&B新時代を切り拓く3人のハーモニー

三者三様の個性、サマソニに向けて

ー3人のパーソナルな個性についてもっと知りたいので、それぞれからメンバーを紹介してもらえますか?

ステラ:レネーは、一番年下なのにきちんとしているからグループの母親的存在になる時がある。私たちが時間を守っているか、やるべきことをやっているか、っていうのをちゃんと見ていてくれているよね。でも、私たちの可愛い妹になる時もあって(笑)。思いやりがあって優しいし、面白い人。

レネー:ステラはクレイジーだよね。みんな彼女のことをのんびりしていて大らかだと思っているけど、本当の彼女を知ると、実はめちゃくちゃなところもあってワイルド(笑)。人に対してすごく優しいし、心が広い人よね。

ーワイルドなのって、例えばどういう時ですか?

レネー:(笑)。バレエダンサーになったつもりで、いきなり上下に跳んだりするの。何をしでかすかわからない。予想不可能なところがあって、そこが大好き。元気をくれる。

ージョルジャについては?

レネー:ジョルジャは、姉御肌ですごく頼れる存在。自分が何を求めているかちゃんと分かっていて、それを声に出して言うことも厭わない。そういうところはとても尊敬してる。黙って周りに流されるのは簡単だけど、彼女はその真逆だから。

ステラ:彼女はユーモアのセンスもあるよね。


2023年3月撮影。左からステラ・クアレスマ、ジョルジャ・ダグラス、レネー・ダウナー(Photo by Joseph Okpako/WireImage)

(※ここでジョルジャが遅れて参加)

ジョルジャ:お待たせして本当にごめんなさい!

ー3人の個性をもっと知りたくて、ちょうどジョルジャのことをメンバーに紹介してもらっていました。ジョルジャから見て、レネーとステラはどういう人ですか?

ジョルジャ:レネーは几帳面だと思う。あと、賢くてとても知性的。ステラは面白くて………他になんて言えばいいかな(笑)。すぐには出てこないけど、2人とも大好き。

ー先ほどレネーとステラにも訊いたのですが、青春時代に好きだったアーティストは誰でしょう?

ジョルジャ:子どもの頃は母が90年代〜00年代のR&Bをたくさん家でかけていたから、ホイットニー・ヒューストン、ビヨンセ、マライア・キャリー、フェイス・エヴァンス、メアリー・J・ブライジといったいわゆるディーヴァ系をたくさん聴いて育った。もちろんデスティニーズ・チャイルドも。それがきっかけでガールズグループが大好きになって、自分からもっと音楽を聴くようになった。そのおかげで、ガールズグループで歌うようにもなったんだと思う。

ーありがとうございます。ちなみに、今後フルアルバムの制作予定はありますか? この先のプランについて聞かせてください。

ステラ:EP(昨年7月リリースの『The Lead』)を出してから、目まぐるしい1年だった。いろんな経験をしたし、変化もあった。たくさんのアイデアが出ているし、試したいこともたくさんある。つい先日もLAで曲作りのセッションを1週間してきて、すごく充実した内容だった。これまでとは違うテーマを取り上げたり、歌う内容の幅も広がった。EPから成長した私たちを見せたいと思ってるし、自分たちも楽しみ。



ー日本のファンが、サマーソニックでの来日を待ち焦がれています。どのようなステージにしたいですか?

ジョルジャ:みんなをくぎ付けにするようなパフォーマンスを届けたい。今からすごく楽しみ。イギリスと北米以外では初めてのショーになるから、とてもワクワクしているよ。パワフルなステージにしたいし、観客と一緒になって盛り上げるつもり。

レネー:ジョルジャの言う通り。観客もたくさん参加できる、すごく楽しいライブになるはず。

ー日本でやりたいことはありますか?

ステラ:日本は食べ物がすごく美味しそうだよね。クールな場所がいっぱいありそうだから、いろいろ探検したいと思ってる。

ジョルジャ:アメリカに行った時は、ホテルに缶詰になっていてほとんど外を探索できなかった。日本に行った時は、絶対に外に出ていろんな場所を見てみたい。どこかおすすめの場所があったらぜひ教えてほしいな。

ー来日を心待ちにしています。今日はありがとうございました!

3人:サンキュー!




FLO
『3 of Us』
再生・購入:https://umj.lnk.to/FLO_3OfUs

SUMMER SONIC 2023
2023年8月19日(土)、20日(日)
千葉 ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ / 大阪 舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
※FLOは8月19日(土)大阪会場、20日(日)東京会場に出演
公式サイト:https://www.summersonic.com/

Translated by Yuriko Banno

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