aespaが2日間で94000人を動員、海外アーティスト最速の東京ドーム公演を完遂

アンコールは、4人がトロッコに乗って登場。日本初披露となる「Welcome To My Wolrd」など3曲を披露したが、「Welcome To My World」の歌詞のように、REAL WORLDでの邂逅を楽しむように会場のファンとのコミュニケーションを取っていた。

NINGNINGは、「人生の歴史的な瞬間です。20年経って思い出したときに、きっと胸がいっぱいになると思います」と言い、KARINAは、「私達の世界に来てくださってありがとうございます。大勢のアーティストの中から私たちを選んでくださってありがとうございます。これからも一生懸命頑張って、愛される資格のあるaespaでありたいです」と感謝を伝えると、思わず涙してGISELLEに抱きしめられた。最後は全員で「MY-J! 本当にありがとうございます!」と笑顔でファン呼びかけた彼女たち。そんなaespaにファンはサプライズで「aespa is MY WORLD」という文字を会場いっぱいに描き、エールを送った。


Photo by 増田 慶

メタバースグループとしての世界観が凝縮された「aespa LIVE TOUR 2023 ‘SYNK : HYPER LINE’ in JAPAN -Special Edition-」。この東京ドーム公演期間には、スマートフォン向けアプリ「REALITY」のメタバース上で、ユーザーがオリジナルアバターで自在に動きながらaespaの世界観やビジュアルで彩られた「東京ドームワールド」を体験できたり、「XR City」アプリを東京ドームに向けてかざすとae-aespaの姿が浮かび上がるなど、目新しい「aespa_TOKYO DOME QUEST.xr」施策も行われた。

「東京ドームワールド」は、東京ドームでメジャーアーティストがライブをするイメージで作られており、来場者はアーティスト気分でライブ配信をしたり観客席からライブを応援するなど、さまざまな楽しみ方ができる空間。7月26日に「MY TOKYO DOME WORLD」をオープンし、8月6日時点で、最速で100万人の来場者数になる。こちらのイベントは8月31日まで続く。リアルでは、韓国でデビューして最速で東京ドーム公演の開催となり、メタバースでは、REALITYアプリ内でのイベントで、最速で100万人の来場者数となっている。

aespaのシーズン1は、宿敵「Black Mamba」を倒し終焉を迎えた。5月にリリースされた3rdミニアルバム『MY WORLD』ではメタバース世界KWANGYAからREAL WORLDに戻ったシーズン2の叙事詩が描かれている。今回の「aespa LIVE TOUR 2023 ‘SYNK : HYPER LINE’ in JAPAN -Special Edition-」は、まさにこのシーズン1とシーズン2がクロスした内容になっていた。8月18日には、グローバルシングル「Better Things」をリリース予定。この楽曲を引っ提げて、アメリカとヨーロッパでのツアーが開催されるが、8月13日(現地時間)にアメリカLA公演で、新曲のステージを先行公開するという。ますますグローバルな活躍が期待されるaespaだが、日本デビュー前にもかかわらず、初来日から1年で東京ドームに到達した彼女たちの今後の日本での活動も楽しみだ。

取材・文/坂本ゆかり

「aespa LIVE TOUR 2023 ʻSYNK : HYPER LINEʼ in JAPAN -Special Edition-」
2023年8月5日(土)東京ドーム / 開場16:00 開演18:00
2023年8月6日(日)東京ドーム / 開場14:00 開演16:00
セットリスト
Intro + Girls
Anergy
Iʼll Make You Cry
Savage
KARINA -Menagerie
Illusion
Thirsty
Lucid Dream
Dreams Come True
GISELLE - Keep Goin’
Life's Too Short
I'm Unhappy
Lingo
Don't Blink
WINTER - Shine We Are!
ICONIC
Hot Air Balloon
YEPPI YEPPI
Hold On Tight
Spicy
YOLO
NINGNING - Wake up
Salty & Sweet
Next Level
Black Mamba

‘Til We Meet Again
Welcome To My World
ICU

Rolling Stone Japan 編集部

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