Da-iCEが語る「歌の力」、整ったヒット曲を出すベストな環境

-ちなみに、Da-iCEは『紅白歌合戦』を目標として掲げてきていて、2021年に日本レコード大賞を初受賞して、その翌年2022年こそはそれを叶えようと全力で活動してきたわけですけど、結果的には出演することが出来ずに終えてしまいました。その件に関してはどう思っているんでしょう?

一同:悔しいですね!

工藤大輝:揃った(笑)。それはもう全員一致で「悔しい」です。なんだったら一昨年もそう思っていたし、去年はより「これは出れてもおかしくないのでは」という気持ちでいたので。

花村想太:でもやっぱり総じて『紅白歌合戦』出演者一覧を見てみると、楽曲の知名度ドン!というよりかはアーティストの知名度ドン!のほうが強いんだなと。そうなると、Da-iCEは「CITRUS」と「スターマイン」という両翼に引っ張ってもらっていた状態だったので、楽曲だけでなくDa-iCEという名前を大きくしない限りは、なかなか厳しいんだろうなと思っていて。なので、2023年は下半期に向けてDa-iCEの名前をよりたくさんの人に知ってもらう為にロックフェスへ出たりとか、ツアーでも「Da-iCEのライブ良かったよ」とファンの方がまわりに広めたくなるような動き方をしたいですね。

-その夢に対する一途な姿勢もDa-iCEの魅力だと思います。

花村想太:「CITRUS」が出るまでは、正直『紅白歌合戦』なんて視野にも入れられないぐらい小さいグループだったので、とにかく目の前のことを一生懸命やっていたんですけど……でも、日本人であれば「歌手になりたい」と決めたときから「武道館に立ちたい」「Mステに出たい」、そして「紅白に出たい」ってどこかで思っているじゃないですか。それに背を向けて無視しながら活動することも出来ると思うんですけど、僕らはここまで来たからには、やっぱりそういう夢をひとつひとつ叶えていきたいんですよ。

大野雄大:そこにばかり執着するわけではないんですけど、でも「そろそろ出演者の発表あるよ」という時期になってくると、他と比べて出れるかどうか考えてしまう。ということは「絶対に出たいんだな」って毎年思いますよね。

岩岡徹:兆しが見えてきたら余計に意識してしまいますし、だからこそ悔しい想いもあるんですけど、想太が言ったみたいに出演者の並びを見たら「まだまだこのラインナップに入れる知名度ではないな」と。でも、そうも言っていられないし、絶対に出たいと思っている自分は変わらずにいて。


左から、岩岡徹、花村想太、和田颯、大野雄大、工藤大輝(Photo by Jumpei Yamada)

-祖父母世代まで含めて家族で楽しめる年末特番ですし、家族を喜ばせる為にも出たい想いもあったりするんでしょうか?

花村想太:レコード大賞を獲ったときも親がいちばん喜んでいたと思うんですよ。親の親友が「おめでとう!」ってメールくれたりしたみたいで、それって凄いことじゃないですか。紅白に出たらあのとき以上に喜んでくれるかもしれないし、そういうところも含めて絶対に出たい番組なんですよね。

和田颯:じいちゃんばあちゃんが「すごい!」って分かる番組ってそれぐらいなんですよ。だから、もちろん自分が出たい気持ちはあるんですけど、観せてあげたい気持ちも大きいんですよね。早く出ないと、いつ逝っちゃうか分かんないじゃないですか。

Rolling Stone Japan 編集部

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