ザ・クロマニヨンズ、ツアーファイナル北海道公演で見せた爆裂ロックンロール

ザ・クロマニヨンズ(Photo by 柴田恵理)

ザ・クロマニヨンズが2023年4月29日、全国ツアー「ザ・クロマニヨンズ ツアー MOUNTAIN BANAN2023」のファイナル公演を北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)で開催した。同公演のオフィシャルレポートを掲載する。

【画像】ザ・クロマニヨンズの爆裂ロックンロールショー(全8枚)

開演を今かと待ちわび、気合いの入ったオーディエンスで満員の会場。定刻となり恒例の前説が行われ、いよいよメンバーが呼び込まれると出囃子が流れ始め、そのリズムに合わせて観客は拍手で出迎える。メンバーが登場すると、割れんばかりの大歓声がステージに向けられた。

甲本ヒロトの「オーライ、ロックンロール!」を合図にライブがスタートするや否や、声出しが認められた公演という事で、今までの思いが爆発したかのような歓声で会場内のボルテージは一気に上がった。ステージは会場のありのままの舞台の上に大きなMOUNTAIN BANANAのジャケットのバックドロップが飾られ、それを背に4人が放つパワフルなロックンロールが鳴り響く。余計なものが削ぎ落された超どストレートな演出と演奏で、会場をさらにロックンロールでのみ込んでいく。

ライブは「MOUNTAIN BANANA」の曲順通り披露されるのだが、LPのA面最後の曲「一反木綿」の演奏が終わると、最新アルバムの楽曲以外からも「スピードとナイフ」「クレーンゲーム」「ごくつぶし」が披露され、B面へと突入。B面1曲目はNHK「ギョギョっとサカナ★スター」の主題歌でもある「イノチノマーチ」。B面の楽曲が披露される中、「キングコブラ」のタイトルコールの後、一瞬トラブルなのかとも思われる間が空き演奏開始されないというあまり見かけない珍しい光景もあった。

Rolling Stone Japan 編集部

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