3月19日に開催された「ツタロックフェス2023」。FOMAREのライブレポートをお届けする。【ライブ写真はこちら】ライブ冒頭でボーカル＆ベースのアマダシンスケが「やっとツタロックのステージに立てました！」と感動を露にした。そう、2014年に地元群馬で結成したスリーピースバンド・FOMAREは2020年のツタロックに初出演する予定だった。しかし、新型コロナウイルスの影響でフェスは中止になり、2年越しの願いがこの日叶ったのだ。
1曲目の「Frozen」から気合十分。メロディッパンクやエモを昇華したサウンドがスリーピースによるタイトな演奏で疾駆する。アウトロでアマダが「よろしく！ 今日は声出していいからね！」と声出しが解禁になったことを伝えてから「Lani」を演奏。すぐさまオーディエンスの大合唱が響き、アマダは曲中に、「やばいやばい、マジで！」と興奮の声を上げる。
アマダが「この2年間いろいろありました」と口にし、コロナ禍で苦難に陥ったロックバンドやライブハウスをとりまく状況を吐露。「みんながマジで音楽が好きだからこのフェスができた。今まで気づけなかった愛情に気付けた」と伝え、「音楽とオーディエンスへの感謝をライブハウス以外でも伝えることがFOMAREのテーマだ」と宣言した。そして、群馬の歌でもあり愛情の歌でもあり家族の歌でもある「夕暮れ」へ。アマダは“でもこの空気が好きなんだ”という歌詞を、“でもこのフロアとステージと景色が大好きです”に変えて歌った。
「この時間と景色と熱量を俺たちで守っていこうぜ！ 続けていこうぜ！ 『愛する人』」というアマダのMCにフロアから絶叫が上がる。CMソングになった代表曲「愛する人」を1フレーズ歌い終わったオーディエンスに歌を託すと大合唱が起きた。
ラストソングはスピード感あふれる「Continue」。「群馬のFOMAREでした！ またライブハウスで待ってます！」と再会の約束をして、FOMAREの初のツタロックフェスは幕を閉じた。
＜イベント情報＞
ツタロックフェス 2023 supported by Tポイント
公演日：2023年3月19日（日）
会場名：幕張メッセ国際展示場 9・ 10・ 11ホール
主催：CCCミュージックラボ（株）/ライブマスターズ（株）
企画：CCCミュージックラボ（株）
制作：ライブマスターズ（株）
運営：（株）ディスクガレージ
特別協賛：CCCMKホールディングス（株）
問い合わせ：
https://cccmusiclab.com/tsutarock2023＜公式SNS＞
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