SKY-HI、3万人の目撃者を前に革命の狼煙上げる Novel Core、BE:FIRSTらBMSG所属メンバーとともに

『BMSG FES’22』左からNovel Core、SKY-HI(Photo by ハタサトシ)

9月17日と18日の二日にわたり、富士急ハイランド コニファーフォレストで開催された『BMSG FES ’22』。ここでは高木"JET"晋一郎による初日のオフィシャルレポートをお届けする。

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マルチな形で音楽シーンに新しい風を起こしているSKY-HI(日高光啓)。その彼は、世界を、そしてエンターテイメントをコロナ禍が襲った2020年09月に、「才能を殺さないために」マネジメント/レーベル会社「BMSG」を立ち上げた。そして「世界で活躍するボーイズグループ」を発掘するため、私財を投じてオーディション「THE FIRST BOYS GROUP AUDITION 2021」を開催。そのサバイバルの中から、7人組ダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」(SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEO)が2021年8月に誕生し、その実力の高さとたゆまぬ努力によって、ボーイズダンス&ボーカルシーンの中で中心的な存在となっている。

また、オーディションの中で音楽的才能を見いだされたAile The Shota、edhiii boi、トレーニーとして研鑽を積むRAN、REIKO、RUI、TAIKI。そしてBMSGの立ち上げ時からレーベルに所属し、キャリアを重ねるラッパーのNovel Core。

その総勢15人によって構成されるBMSGのメンバーが集結した、レーベル開設から2周年を記念した主催野外フェス『BMSG FES’22』が、9月17日と18日の二日間に渡り、山梨県「富士急ハイランド コニファーフォレスト」にて開催された。本稿ではその1日目を中心にレポートする。

「新章突入」というこのイベントのキーワードや、「これは全て、今後への壮大な前振りにすぎません」というSKY-HIの言葉など、BMSGの大きな節目となることを予感させる『BMSG FES’22』。そのイベントを目撃しようと、日本全国から2日間で約3万人のオーディエンスがコニファーフォレストに集い、その物語の展開に注目する。またスタート前のアナウンスでは「このイベントは3時間を超えます」と発表され、会場からは驚きと期待の拍手が起こる。

そして和太鼓のSEが流れ、それに合わせて起こる観客の手拍子に導かれるように、スクリーンには和を基調にしたビジュアルで撮影された15人のメンバーの映像が映写され、更にその手拍子の音は大きくなっていく。

そしてライブはBE:FIRST「Brave Generation」からスタート。BE:FIRSTがZOZOマリンスタジアムにて、初めて有観客の前でステージに立った「SUPERSONIC 2021」から1年を迎える日に行われるこのフェス。そこでのBE:FIRSTは、この1年で高め続けてきたパフォーマンス能力を全解放するような気迫のこもったステージを最初から見せ、観客にその成長を提示する。そのままNovel Core、Aile The Shota、edhiii boi、RAN、REIKO、RUI、TAIKI、そしてSKY-HIがステージに登場し、BMSGフルメンバー15人での「Brave Generation -BMSG United Remix-」で、ライブのテンションは冒頭からトップギアに。客席内を走るトレーラーにメンバー全員が乗り込み、観客により近い形で披露された「Snatchaway」の「こんなイケてるチームなんざ他にない」という言葉や、「ナナイロホリデー」の「歓びにあふれてる」という歌詞は、BMSGメンバーの、そして会場にいる全てのリスナーの感情を代弁しただろう。





ライブのメインアクトはNovel Coreに移り、「JUST NOISE」や「BABEL」をソロで披露。現在21歳ながら、ティーンエイジャーの頃から作品をリリースし、BMSGに移籍してからは「A GREAT FOOL」、そして今年8月には「No Pressure」とコンスタントなリリースを続け、その才能を開花させている彼らしい、タイトかつエネルギッシュなライブで観客を沸かせる。そして「まだ前半戦だろ!踊れるかい!?ここで大親友を呼び込もう!」という言葉で呼び込まれたAile The Shotaとともに「HAPPY TEARS feat. Aile The Shota」をステージの張り出しで二人でエモーショナルに歌い上げ、そのコンビネーションの良さをリスナーに届けた。





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