J-HOPEがロラパルーザ前日に語った、ソロ初ステージの心境「心細かったですが、楽しくて新鮮でした」

ソロアーティストとしてパフォーマンスを披露することは、BTSのメンバー6人なしにリハーサルに臨むことでもある。そうした経験は「心細かったです」とJ-HOPEは声を出して笑った。「みんなのことが恋しくなります」。だが、10年にわたってグループという形で活動してきた自分にとっては、良い意味でのチャレンジ——身体的にもエネルギー的にも、そして精神的にも——だったとJ-HOPEは認める。「とてもやりがいがあると同時に、とても楽しかったです。だから、新しいことに挑戦するのはすごく前向きなことだと思います。こうしたチャレンジは、僕という人間にとっても重要です。なので、プロセス全体を楽しんでいます。すべての瞬間がとても楽しくて、すごく新鮮でもあります。過去に戻ったような気分になるんです」

『Jack in The Box』は、BTSのメンバーが初めてリリースしたソロ・フルアルバムだ。ソロアルバムというからには、ゲストボーカルもいない。「自分の声でアルバムを埋め尽くしたんです。僕は、自分の力を証明するためにこのアルバムをつくりました。これがいまの僕の音楽なんだ、とみんなに知ってもらいたかったのです。これが僕のオーラなんだと。いろんなアーティストにも僕の音楽を聴いてもらって、『へえ! J-HOPEってこういう音楽をやるんだ』と気づいてほしかったんです。そうすることで、ほかのアーティストと最高にクールでかっこいいコラボレーションがいつか実現するかもしれませんから。いまの段階では、まだ何も確定していません。これは、僕が抱いている大きな野望なんです。こうした未来に対して、僕自身とてもオープンです。次に誰かとコラボするなら、ダンスという最大の強みを取り入れるかもしれませんね」

『Jack in The Box』がリリースされてからまだ数週間だが、J-HOPEはこうしてロラパルーザ2022という大型音楽フェスに臨もうとしていた。それだけでなく、学んだことをいくつか噛み締める時間もあったと言う。

>>【写真ギャラリー】ロラパルーザ2022のステージで圧巻のパフォーマンスを行ったJ-HOPE

「いちばん大切なのは、(ロラパルーザ2022のヘッドライナーという)大役をいただいたおかげで、この瞬間に僕自身がやりたいことに気づけたことです。振り返ってみると、いまこのアルバムをリリースしないと、もうリリースできないかもしれない、と気づいたんです」とJ-HOPEは話す。「それだけでも、このアルバムはアーティストとしての僕の道のりにおける重要な節目でもあります。ですから、アルバムのあとは、次の音楽の方向性についてじっくり考えはじめるつもりです。僕自身、少し自信過剰で至らないところもあれば、経験不足なところもあったと思います。でも、このアルバムを通じてたくさんのことを学びました。そうした意味では、僕にとって本当に意義のあるアルバムだと思います」

From Rolling Stone US.

Translated by Shoko Natori

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