日向坂46、1本の欅から始まった物語がペンライトで染まった“聖地”での夜

最初のMCでは佐々木久美が櫻坂46キャプテン・菅井友香から預かった手紙を読み上げる一幕も。「日向坂46と櫻坂46は同じ欅から生まれたグループということで、これからもリスペクトし合いながらいい関係を築いていけたらうれしいです」という菅井からのメッセージを受けて、久美も「私たちは櫻坂46さんの分の魂も背負って、この『W-KEYAKI FES.』を盛り上げて、楽しんでいきたいと思います!」と力強いコメントを寄せた。また、加藤史帆の「皆さん、今日はなんの日だと思いますか?」を合図に、この日21歳の誕生日を迎えた河田陽菜をサプライズでお祝い。バースデーケーキを前にした河田は「今年の目標は携帯を見るときに、眉間に皺を寄せないこと。いつも言われているので、気をつけたいと思います(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。



その流れで「アザトカワイイ」へとつなげると、メンバーは2手に分かれてトロッコに乗り、会場外周を移動。そして会場後方のサブステージに到達すると、そのまま会場中に散っていく。続く「思いがけないダブルレインボー」ではメンバーの放水や水鉄砲、さらにはウォーターショットも加わり、晴れ間が差し始めた会場に虹を作ろうと試みる。おひさまのみならずメンバー自身も全身水浸し状態だが、『欅共和国』から数えても初めてとなる自らの手による放水に、メンバーはみな終始ご機嫌の様子だった。



その後は金村美玖、小坂菜緒、濱岸ひよりによるしっとりしたユニット曲「もうこんなに好きになれない」で会場に穏やかな空気が流れ始める。しかし、一期生による「好きということは…」「真夜中の懺悔大会」でタオル回しや放水などでお祭り騒ぎが繰り広げられると、続く二期生は「世界にはThank you!が溢れている」「恋した魚は空を飛ぶ」で息の合ったダンスを見せつけ、三期生は「この夏をジャムにしよう」「ゴーフルと君」にて可愛らしさをアピール。期ごとに異なるカラーのパフォーマンスで、日向坂46の層の厚さを証明してみせた。

Rolling Stone Japan 編集部

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