J-HOPEが語るソロ作で伝えたいこと、ダークなペルソナ、BTSメンバーとの信頼関係

ソロアルバム制作から学んだこと

ロラパルーザ2022のことも忘れてはいけません。まずは、ご出演おめでとうございます! 初の韓国出身アーティストとして、アメリカの大型野外音楽フェスティバルのヘッドライナーを務めるわけですが(J-HOPEは現地時間7月31日公演のヘッドライナーとして登場)、この知らせを聞いた時の感想は?

J-HOPE:ロラパルーザという大きな野外フェスに参加させていただくだけでなく、ヘッドライナーまで務めさせていただけるのは、本当に光栄なことです。まずは「MORE」を聴いて、それから『Jack in The Box』を聴いていただければ、僕がロラパルーザへの参加に踏み切った理由をわかっていただけると思います。僕自身の音楽性を披露し、大勢のオーディエンスの前でJ-HOPEのライブパフォーマンスを届けたいと強く思ったのです。準備をしながら気づいたのですが、僕はBTSのJ-HOPEとして、7人のメンバーのひとりとして、パフォーマンスをすることに慣れていますが、今回は1時間近いセットリストをひとりでこなさないといけません。なかなか大変ですね。いろんなことをチェックしつつも、パフォーマンスに集中して細かいところにも気を配らないといけないと実感しています。準備しながら、いまはもっぱらこのことばかり考えています。

傲慢だと思われたり、無謀な挑戦だと思われたりするかもしれませんが、すべては自分自身の考え方次第だと思います。いろんなことを学びたいので、ここはあえてチャレンジしていきたいですね。パフォーマンスの詳細を喜んでお伝えしたいのですが、一番いいのは、現地でライブを体験していただくことだと思います。『Jack in The Box』のように、僕自身の音楽性を表現するつもりです。それに限らず、J-HOPEのほかの側面も披露したいと思っています。僕がお伝えできるのはこれくらいですね。

ーアルバムをつくるたびに新しいことを学び、アーティストとして成熟するとおっしゃっていました。『Jack in The Box』では、どんなことを学びましたか?

J-HOPE:そうですね、ちょっとまだなんとも言えません。これからじっくり聴きこんでいくつもりです。作品がリリースされると、僕はひたすら聴いてフィードバックを集めるのが好きなんです。『Jack in The Box』に取り組んでいた時は、いろんな人にフィードバックを求めました。みんなの感想を訊くたび、新しい発見もたくさんあります。『Jack in The Box』のリリースを記念して、アーティストや音楽業界の方々を招待してリスニングパーティを開催します。開催する理由のひとつは、「J-HOPEは、こんな音楽をやっています。みなさん、どう思いますか?」と感想を訊くためです。フィードバックをもらって、改善することが目的なんです。

現時点でアルバム制作から学んだことを判断するのは、早すぎる気がします。7月末とか8月の頭には、もう少し明確に見えてくると思います。まだスタート地点に立ったばかりですから。いまは『Jack in The Box』を通じて挑み、表現したかったすべてのことのはじまりなんです。ですので、前に進むことでより多くのことを分析していくと思います。

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From Rolling Stone US.

Translated by Shoko Natori

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