性的人身売買で訴えられたマリリン・マンソン、暴かれた「鬼畜の所業」の数々

マリリン・マンソン(Photo by Evan Agostini/Invision/AP)



マンソンとの出会い

ビアンコは、「暴行を容認することで」金銭的利益を受けていたシウラ氏と彼のマネージメント会社にも責任がある、と主張している。ワーナーが不在の際には彼の元アシスタントが「子守」を務めていたことを、シウラ・マネージメントも認識していた、とも訴えている。訴状によれば、「ワーナー氏の元アシスタントは、ワーナー氏の暴行についてシウラ氏と直接話し合っていた」そうだ。「彼の“芸術”制作と、マリリン・マンソンというブランド宣伝のために、彼の暴力的傾向をサポートしていたワーナー氏のマネージメント会社は利害関係にあり、ビアンコ氏に対するワーナー氏の暴行に加担していた」

「今回の訴訟にシウラ・マネージメントを巻き込もうとしても、法的になんらメリットがないばかりか、無礼かつ非常識です」 シウラ氏の弁護士、エドウィン・マクファーソン氏は声明を通じてローリングストーン誌にこう語った。「我々はこれら全くばかげた主張にまっこうから戦っていくつもりです」

【画像を見る】マンソンを訴えた女優、エスメ・ビアンコ(2019年撮影)

2月のニューヨーク誌の取材でもあるように、彼女が最初にマンソンに出会ったのは2005年、当時の婚約者ディタ・フォン・ティーズを通じてだった。2007年にフォン・ティーズと離婚した彼は、その後ビアンコを追い回し、ヌード写真を要求したり『ファンタスマゴリア~幽幻燈記~』映画化プロジェクトに誘ったりした。彼女の主張によれば、彼は2009年2月にミュージックビデオの撮影と称して彼女をロサンゼルスに呼び寄せた。「到着するや、ビアンコ氏は撮影クルーがいないことに気づき、すでに予約していたホテルではなくワーナー氏の自宅に滞在するよう求められた」と訴状には書かれている。4日間の撮影中、ワーナーは彼女に食事を与えず、かわりにアルコールと麻薬漬けにし、終始ランジェリー姿でいるよう命じた。また睡眠を禁じ、24時間待機状態にさせていたという。

ビアンコによれば、撮影中マンソンは常軌を逸した行動をとり、ある時には怒りにまかせてカメラを壊した。彼女は失神するまで、超暴力的な映画を見せられた。また、カメラの前で別の女性と性的行為に及ぶよう強要されかかった。「おそらく一番恐ろしいのは、ワーナー氏がビアンコ氏を寝室に閉じ込めたことだ。祈祷台に彼女を縛り付け、本人いわくナチスが使っていた鞭で彼女をぶった」と訴状には書かれている。「彼はまた彼女を電気ショックにかけた」

さらに訴状によれば、2009年5月にマンソンはロンドンへ渡り、2人は同意の元で肉体関係を結んだ。だが同時期、彼はビアンコの同意なく公共の場で彼女の身体をまさぐり、ドレスコードに従わせた。訴状によれば「(彼は)インタビュー中に彼女を膝の上に座らせ」、「インタビューで彼女を貶した。またビアンコ氏と一緒にホテルに戻る際、未成年者を1名同伴しようとした」

訴状によれば、2人は遠距離恋愛を続けたが、2011年4月彼はビアンコにロサンゼルスに来るよう要請。ビザは自分が手配すると言った。彼女はマンソンと同棲したが、2カ月半後に我慢の限界に達した。彼が在留資格を盾に脅し、彼女をアパートに軟禁してクローゼットに閉じ込めたのもこのころだった。

Translated by Akiko Kato

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