2020年11月、ニュージャージー州知事選と同時に行われた住民投票において賛成多数で可決された大麻合法化法案が、正式に施行される。同州知事フィル・マーフィーが法案に署名した。ニュージャージー州のモンマス郡とオーシャン郡の日刊紙Asbury Park Pressによると、新たな法案において、ニュージャージー州に居住する21歳以上の成人の大麻使用が合法、また6オンスまでの所持が許可されることとなる。州から発行されるライセンスを持つ調剤薬局等での入手が可能になるようだが、販売開始までは少なくとも1年以上はかかる見込みだ。
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コロナ禍でもマリファナは「生活必需品」、米国で売り上げ急増マーフィー州知事は記者会見で「ニュージャージー州の非合理的な大麻規制法は、これまで多くの居住者の経歴や、近い将来に泥を塗ってきた。また、有色人種のコミュニティを傷つけ、正義の意味をあらゆるレベルで損なってきた。そのような法律は今日で終わりになる」、「これからは公正な取引に基づく新たな大麻産業を促進し、多くのコミュニティに利益をもたらすための法律が施行される。安全な各種大麻を取り扱うことで公衆衛生を改善し、深刻な犯罪の原因ともなっていた大麻取引に法の根拠を与えることで治安の維持を促す」と、発表した。