トム・ヨーク、ラッパーのMFドゥームを追悼「意識の流れを言語化する天才だった」

MFドゥーム(Photo by Universal Images Group via Getty)

謎多きラッパーのMFドゥームが49歳で逝去したというニュースを受け、レディオヘッドのトム・ヨークが現地時間2日にソーシャルメディアでコメントを発表した。

「MFドゥームが亡くなったと知り、大きな悲しみを覚えている」。ヨークはそうツイートした。「彼はいろんなルールを塗り替え、数え切れないほどのアーティストをインスパイアした。彼の言葉の紡ぎ方は衝撃的なほど斬新で、意識の流れを言語化する天才だった」

ヨークがヒップホップのアーティストの作品に参加することは稀だが、彼はバンドメンバーのジョニー・グリーンウッドと共に、MFドゥームが2011年に発表したトラック「Retarded Fren」のビートを手がけている。またヨークはドゥームの2009年作、『ボーン・ライク・ディス』に収録された「ガジリオン・イアー」をリミックスしている。



2013年のDazedでのインタビューで、ヨークはお気に入りのラッパーは誰かという問いにこう答えている。「ドゥームだね。彼はラッパーというよりも詩人だと思ってる」。ヨークはそう語っている。「ヴァースはまさに変幻自在で、彼のように言葉を紡ぐ人は他にいないと思う。ビートは好きじゃないものも多いけど、彼のパフォーマンスは一貫して素晴らしい。『Guv’nor』(JJ DOOMの『Key to the Kuffs』に収録)は2012年の個人的ベストシングルさ。最高にクールな曲だよ」

MFドゥームことDaniel Dumileに影響を受けた数多くのミュージシャンやビートメイカーが、彼の訃報を受けて哀悼の意を示した。「ヒップホップの何たるかを知るには、このレコードさえあれば充分だった。他には何もいらない。エイリアンたちに聴かせてやればいい」。フライング・ロータスはMFドゥームとマッドリブのアルバム、『Madvillainy』についてそうツイートした。「悲しみに押し潰されそうだ」。またフライング・ロータスはMFドゥームへのトリビュートとして、「Villain’s Farewell」と題したライブストリーミングをTwitchで実施した。



from Rolling Stone US

Translated by Masaaki Yoshida

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