セクシー女優・高橋しょう子の音楽連載コラム。今回はオーダーメイドで購入したギターについて、ピュアな想いを炸裂させる。忙しい日々の中、いつでもギターの練習ができるように、ずっとトラベルギターを探していた。以前は海外や地方に行く仕事が多く、練習ができない日々が続いていてもやもやしていた。
ネットや楽器屋でトラベルギターを探して買ってみたが、スーツケースにも入らず手荷物で持っていくにも重かったり、サイズが大きく大変だった。知り合いのギタリストが買った折りたたみギターも見せてもらったが、重くて、サイズも大きく、購入には至らなかった。
コンパクトかつ、軽量で弦の張り替えをしなくて済むギターは無いかと探していたところ「blues walker」というトラベルギターを発見した。まさに理想的なギターを見つけ、購入したいと思った。だが、購入方法が分からずメールで連絡をしてみた。すると、電話で対応をして頂けるとのことで早速電話をかけてみた。
電話では製作者の方がとても丁寧に説明をしてくれた。なんと販売した人は今までに一人とのこと。オーダーメイドで一から手作りをしていると説明を受けた。
正直とても衝撃を受けた。こんな理想的で、いつでも気軽にギターが弾けるなんて夢のようなギターなのに、まだ一人しか使っていない。私が購入したら世界で2本目の所有者になる。ギターをオーダーメイドするのも初めてだが、まだ知られていないギターを手にするワクワク感がうれしかった。
早速、制作を始めてもらった。木の材質やフロントピックアップの有無、ペグやブリッジなど、デメリットを教えてもらいつつ自分で選択をしていった。またボディの色も可愛い白色にしてもらった。
こんなにも選択肢が広く、いろいろとこだわれるのにはびっくりした。制作が進む度に動画で確認をした。徐々に形になっていく様に、喜びと期待が膨れていった。
そして遂に完成したとの報告を受け、受け取りに行った。
小さなハードケースを作ってくれていて丁寧に運んで来てくれた。中を確認すると、まるで宝箱を開けたかのような感動に包まれた。とても大切に愛情を込めて作ってくれたのが伝わった。
このギターで何を弾こうか、どこに行こうか、たくさん練習して上手くなりたい。
そんな気持ちになった。
初めてギターを手にした日のことを思い出させてくれた。
「blues walker」は、テレキャスターに限りなく近くフレット数も21フレットと、こだわりがあるのが魅力的なギターだ。ギタリストが誰も持っていないのが不思議になるくらい、素敵なギターだと思った。
世界でーつだけのギターは、一生涯共にしたいパートナーだと思った。
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