アジア各国で広がりを見せている「コンベンションライブ」の実情

音楽関係者がやるべきこと

翌日9時頃起床。一泊のみだったので身支度をして気になっていたコーヒーショップY’EST WORKSへタクシーアプリGrabを使って向かう。大した距離ではないのだが、まだバイクタクシーを使うほど度胸もない(数回使っているがかなり怖い)豆が8種、ローストも8種、抽出方法も多々というこだわりっぷり。

その後、じんさんとddm西さんと合流。雑貨販売を中心にタイのインディーズCDなども売っているhappening shopを視察。KEISHI TANAKAのCDとコメント入りフライヤー発見。

バンコク中心部にできたLIDO  CONNECTが近い、とのことで寄ってみる。映画館やショップがある複合施設の中にLIDO CONNECTというライブハウスができた、と聞いていてちょうどイベントを開催していたので覗いてみたが元映画館だった場所がライブハウスになっていて、渋谷のWWWをもう少し平たくした感じ。キレイで使い勝手の良さそう。キャパは日本の感覚で言うと600人前後は入るんじゃないか、というところ。toeのバンコク公演はここでやるそうです。

BMCへ向かう。カンファレンスで沖縄桜坂劇場の野口さんが壇上しているので覗きに行き、下の階でお世話になっているタイのインディーズレーベル(現状タイでトップインディーレーベルと言っても過言ではないかと)プームさんが壇上しているトークセッションへ。今年7月にFEVERがバンコクで行ったFEVER TOURS in bkkの宣伝バックアップをしてくれたお礼を伝える。

夕方からは各ベニューをチェックしましょう、と郵便局から一番遠いFOOJOHNという飲食店の2階へ向かう。
17時:Lukpeach  ついた頃には始まっていたが、ゆるふわのタイポップ。よく見たらトランペットが元HEMP.のトランペットだったが、小さなお店で(キャパ40人ぐらい)ギュウギュウだったので声はかけられず。

TO MOREへ移動。FOOJOHNより狭い(笑)キャパは20から30ぐらい。そういえば、ジョニーウォーカーが協賛で入っているのだが、郵便局では販売していなかったが別会場では入口にて販売を行っていた。

17時30分:Beagle Hugタイで一番お世話になっているじんさんイチオシのビーグルハグ。サイケでトリップ感のあるスローコア寄りな楽曲に素晴らしく歌唱力がある女性ヴォーカル。これは俗に言うワールドレベルというやつになるのではないか……。.

TO MOREから歩いて1分ほどのHONGKONG HOUSEへ。こちらは中に入れないお客さんが道に溢れていていた。

18時15分:Zweed n’ Rollが演奏中だったが、本当に人だらけで中の様子も見れなかった。今年のFEVER TOURSで来日してくれたが、やはりバンコクでは大人気。今年の夏から秋にかけてはこのバンドのCDばかり聞いていた。

SOY SAUCE FACTORYへ移動。元々醤油工場跡地をアートスペースへ改装。全面白壁のギャラリー感。蛍光灯がカッコいい空間でした。ここは今回はインドネシアのアーティストのみ出演。

18時30分:ジャカルタから来たIrama Pantai Selatan。ジャカルタのアーティストのみだったので、お客さんの入りが厳しい感じではあったがウクレレの二人組は楽しそうに演奏していたのが印象的。

Sriajah RockersやWave and so、Gym and Swim、Supergoods、Earth Patravee、Waltzなど見たかったアーティストは沢山いたが、飛行機の時間でタイムアウト。

無料の野外ステージは事前登録が必要だったそうで、相当な人数からの登録があったそうですが、やはり無料だと来ない方もいるもので、思った人数が集まらなかったそうです。難しいですね……。

このようなコンベンションライブ、アジアでも各国で広がっているので日本はどうするか、というのが今後の課題だと思いますが(今回のBMC、バンドや壇上者は日本人がいましたが、企業参加などが全くなかったそうです)アーティストはどんどん海外へ出ていくべきだと思うし、かっこいいバンドがアジアにも沢山いるのでコミニケーションを取ってチェックをしにいくのは音楽関係者がやるべきことではないか、と。

次のアジアはやっぱりタイで(笑)。お世話になっているCAT RADIOというネットラジオ局がやっているCAT EXPO(動員4万人のタイの音楽好きは絶対知っている超有名フェス)へ推薦したCOMEBACK MY DAUGHTER出演決定! 2019年11月23日・24日の2DAYSでCBMDは24日の日曜日に出演。カムバックは新作『WORN PATH』を告知なしリリースして世間をザワつかせながらバンドは絶好調。今のカムバック、タイでは絶対にウケると思っているので楽しみです。


西村等
LIVE HOUSE FEVER 店長、ブッキング、雑用。19歳アルバイトで入った下北沢某ライブハウスにて10年間店長として毎晩飲み明かし、30代前半に独立し会社設立。新代田にてFEVERを2009年オープン。
http://www.fever-popo.com/

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