ワイズ・ブラッド、サブ・ポップ移籍作『タイタニック・ライジング』をリリース

最新アルバム『タイタニック・ライジング』をリリースするワイズ・ブラッドことナタリー・メーリング(Courtesy of BIG NOTHING)

カリフォルニア州サンタモニカ出身のミュージシャンで、アリエル・ピンクやファーザー・ジョン・ミスティとのコラボレーションでも知られるナタリー・メーリングのプロジェクト、ワイズ・ブラッドが4作目となるニューアルバム『タイタニック・ライジング』を4月5日にリリースする。

3枚のアルバムと数年に及んだツアーの集大成となる今作は、2018年の前半に書かれレコーディングを敢行。「ザ・キンクス meets WWII」、「ボブ・シーガー meets エンヤ」とナタリーが語るように、クラシックなソングライティングとポスト・アポカリプス・フューチャイズムの境界線を乗り越えられる作品として仕上げられたという。

ナタリーは「アルバムはルービックキューブのようなもので、時には歌詞、メロディ、プロダクションといった全ての側面を揃えることができる。私はモダンだけどクラシックであろうとするけど、これはとても難しい錬金術なの。ただ、それを実現する様々な方法は存在する」とコメントを寄せている。アルバムに収録された新曲「Movies」は、Pitchforkの「Best New Track」を獲得した。



幼少の頃からゴスペルや聖歌隊で歌い始め、クラシックやルネッサンス期の音楽に強い影響受けたナタリー。そんな子供の頃、彼女は映画『タイタニック』を見て、大ヒットしたロマンスが実際に人の傲慢から生まれた喪失についての物語を提供していたことに気づいたという。「それは小さな女の子のために作られていて、映画自体の神話を持っていたの。一方、タイタニック号が氷山に衝突することは、氷山が溶け文明が沈み込むことを象徴していたのよ」。

アルバムには、リード・シングル「Everyday」、1月に公開された「Andromeda」、ハイライトとなる「Movies」「Wild Time」「Something to Believe」など、計10曲が収録。アルバム・カヴァーには水没したベッドルームの写真が使われ、CGは一切使用されていないとのことだ。



<リリース情報>

ワイズ・ブラッド 『タイタニック・ライジング』

ワイズ・ブラッド
『タイタニック・ライジング』
発売日:2019年4月5日(金)
レーベル:ビッグ・ナッシング / ウルトラ・ヴァイヴ
品番:OTCD-6738
価格:¥2,400+税
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付(予定)

=収録曲=
1. A Lot’s Gonna Change
2. Andromeda
3. Everyday
4. Something to Believe
5. Titanic Rising
6. Movies
7. Mirror Forever
8. Wild Time
9. Picture Me Better
10. Nearer to Thee

Rolling Stone Japan 編集部

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