「業界の外」から音楽業界の流れを変える、知っておくべき世界の実力者トップ5

ソニー社長兼CEO、吉田憲一郎もキーパーソンのひとり。(Photo by Justin Sullivan/Getty Images)

音楽業界で最も影響力のある5人は、なんと業界の外にいた。彼らはアーティストや作曲家、チャートやヒット曲と直接かかわることはないが、メールの送信ボタンをクリックするだけで、世界の音楽業界の流れを変えることができる。

これから2週間もしないうちに、現代の音楽業界のトップに立つ人々は、いやがおうにも血圧が上がるのを感じることになるだろう。

ロサンゼルス某所、グラミー賞授賞式の数日前に、ビルボードは毎年恒例のPower 100を発表する――「音楽業界で最も影響力を持つ有力者」を、カウントダウン形式で並べたランキングだ。例年にたがわず、このランキングによって音楽業界に動揺の波が広がるだろう。ある一定の年齢層の白人男性による独占支配が続いていたのだから、なおさらだ。

Power 100の波及効果はそれだけにとどまらない。社会的地位に飢えた重役連中が11位ではなく16位だったことに歯ぎしりする一方、体面など気にしないクールな人々は、またこの手のランキングに関わり合いになったことを苦々しく思う。

その結果、さんざん聞かされた会話がまたロサンゼルスにこだまするだろう。ワインスタインなき今の時代、企業の“権威”はむしろ業界にはびこる悪ではないだろうか?

この話が本当かどうか、詳しく知りたいなら、お話ししよう。

業界の大物は間違いなく今度のPower 100の上位に食い込んでくるだろう。ユニバーサルミュージック グループやソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナーミュージック・グループ、ソニー/ATVミュージックパブリッシング、Spotify、Pandora、Live Nationといった企業のトップも顔を揃えるだろう。だがこうした有力者リストの中に、彼らCEO連中さえも頭が上がらない人々の名前は見当たらない。

そこで今日はもうひとつのランキング、今日の世界の音楽業界を左右する「Power 5」をアルファベット順にご紹介しよう。

彼らは音楽業界のボスのさらに上にいる大ボス。現在ショウビズ界を牛耳る大物連中を、単なる「部下」としてあしらうことのできる人々――そして当然ながら、裏で権力を握る実力者だ。

彼らはアーティストや作曲家、チャートやヒット曲と直接かかわることはない。だが彼らは、メールの送信ボタンをクリックするだけで、世界の音楽業界の流れを確実に変えることができる。

Translated by Akiko Kato

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