ザ・スリッツのドキュメンタリー映画、『ヒア・トゥ・ビー・ハード』の予告編が公開

ザ・スリッツのヴォーカルを務めたアリ・アップは、本作の制作中にガンで他界。48歳だった(© 2017 BLUE HATS CREATIVE, Inc. All Rights Reserved.)

イギリスのパンク・ロック・バンド、ザ・スリッツのドキュメンタリー映画『ヒア・トゥ・ビー・ハード』がここ日本でも公開決定。その予告編映像が解禁となった。

『ヒア・トゥ・ビー・ハード』は、世界初の女性のみのパンクロック・グループとして知られるスリッツの歴史を、70年代中ごろのバンド結成時から、解散以後のメンバー個々のストーリー、2005年の再結成、そして2010年、本作の制作中に癌でヴォーカルのアリ・アップが亡くなるまでを追ったドキュメンタリー映画だ。アーカイヴ映像や初めて公となる写真の数々、メンバーの証言、ファン、プロデューサーや評論家などスリッツに影響を受けてきた面々のインタビューで構成された本作は、まさにアリ・アップの言葉が最も端的に作品を表わしている。

私は人に好かれようと思ってここにいるのではない。私は人に聴いてもらうためにここにいるの。
- アリ・アップ(ザ・スリッツ)



インタビューには、これまでスリッツを構成してきたアリ・アップ、テッサ・ポリット、ヴィヴ・アルバータイン、パルモリヴのほかオリジナル・メンバーであるケイト・コラス、ブルース・スミス(スリッツ/ザ・ポップ・グループ/PiLのドラマー)、バッジー(スリッツ/スージー・アンド・ザ・バンシーズのドラマー)、再結成後のバンドを支えたホリー・クック、ドクターノウ、アデーレ・ウィルソン、アンナ・シュルテら錚々たる顔ぶれが集結。さらに、ROXY CLUBのDJでありパンク・ドキュメンタリー作家のドン・レッツ、アルバム『カット』(1979年)のプロデューサーであるデニス・ボーヴェル、ポール・クック(セックス・ピストルズ)、ジーナ・バーチ(ザ・レインコーツ)、アリソン・ウルフ(ブラットモービル)などロック・ファンにはお馴染みの面々も登場し、スリッツがいかに進化し、世界中の人々に影響を与えていったかを描いている。

監督は、2011年のデビュー作にしてワシントン州オリンピアのバンド=カープのドキュメンタリー映画『Kill All Redneck Pricks: A Documentary Film about a Band Called KARP』(2010年)が10カ国で上映され好評を博したウィリアム・E・バッジリー。本作は長編第2作目となる。

映画『ヒア・トゥ・ビー・ハード』は、12月15日より新宿シネマカリテにて3週間限定公開。その後、全国順次公開される予定だ。



<映画情報>

『ヒア・トゥ・ビー・ハード』

『ヒア・トゥ・ビー・ハード』
2018年12月15日(土)より、新宿シネマカリテにて3週間限定公開。ほか全国順次公開
監督:ウィリアム・E・バッジリー
出演:ドン・レッツ、ヴィヴ・アルバータイン、ポール・クック、アリ・ アップ、デニス・ボーヴェル、テッサ・ポリット、ケイト・コラス、バッジーほか
2017年|イギリス|86分|カラー|G|原題 HERE TO BE HEARD: THE STORY OF THE SLITS
提供:キングレコード 配給/宣伝:ビーズインターナショナル
© Here To Be Heard Limited 2017
http://theslits-l7.com/

Rolling Stone Japan 編集部

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