セクハラ騒動にまつわる発言で批判を浴びていたマット・デイモンが、16日のTodayshowで謝罪を表明した。
ハリウッド俳優のマット・デイモンが、昨年12月に出演したABCのニュース番組で、「#MeToo」運動で業界を揺るがしているセクハラ騒動に対して「それらの言動には幅がある。お尻を触ることと、子どもに性的虐待を与えることは違う。こういった言動は表面化させて根絶やしにするべきものだよ。疑問の余地はない。ただ、全部を一括りにすべきでもない。みんな報復しようと多くのエネルギーを割いている気がするよ」とコメントしたことについて、撤回し謝罪を表明した。
16日のTodayshowでデイモンは、「この発言をする前に、たくさんの人からもっと話を聞いておくべきだったと心底思います。結果的に自分の言動がさらに痛みをもたらしてしまうことになって、本当に申し訳ありません」と話した。
映画『ダウンサイズ』の主演を務めたデイモンの発言に対しては、女優のアリッサ・ミラノ、映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で共演したミニー・ドライヴァーなどが反応。ドライヴァーは“嘘でしょ! 本気? 私が愛する男性の多くは、性的違法行為、暴行、性的暴力の違いを言い訳にしたり、女性側の責任と主張して論点をすり替えることは絶対にないわ”とツイートしていた。
長年の友人たちから指摘されて初めて、デイモンは自分が犯した間違いの大きさに気づいたと言う。「彼女たちの多くが僕の大事な友人たちで、僕は彼女たちが大好きだし、リスペクトしているし、彼女たちの行動をサポートしているし、この変化を促す手助けもしたいし、この活動の仲間に加わりたい。でも今は一歩下がって、しばらく口を閉ざしたほうがいいようだ」