アリシアと政治活動家のヴァン・ジョーンズが、トランプが「法と秩序」の候補者でない理由をパネルディスカッションで述べた。
シンガーソングライターのアリシア・キーズと社会正義を推進する活動家ヴァン・ジョーンズが、民主党全国大会の初日の7月25日(現地時間)に、その会場近くで開かれた米政治メディアPOLITICO(ポリティコ)主催のパネルディスカッションで、米国における刑事司法改革、高い受刑率、犯罪統計の矛盾について話した。
「犯罪は年々減っているように私は感じてるから、彼が話しているのは、この国のことではないわ」。共和党大統領候補ドナルド・トランプの"自分こそが頻発する銃の暴力から米国人を守る「法と秩序の候補」"という発言について尋ねられたアリシアは、こう話した。「彼の多くのキャンペーンで、犬笛的修辞法(特定の人しか趣旨が伝わらない政治家のレトリック)が使われてると感じてるの」。
また社会正義を推進する団体Dream Corpsの創設者で代表取締役のジョーンズは、犯罪統計と社会正義を取り巻く言葉が誤解されやすいことを強調した。「たった4年前の民主党の政策綱領には、刑事司法改革は盛り込まれていませんでした」とジョーンズは指摘した。「高い受刑率は両政党の責任です...(オバマ大統領は)長年、悪い政策を一掃しようとしてきました」。