デヴ・ハインズによるソロ・プロジェクト、ブラッド・オレンジが新作『ニグロ・スワン』を8月24日にリリースすることが分かった。ブロンディのデボラ・ハリーらの参加でも話題となった前作『フリータウン・サウンド』(2016年)からおよそ2年ぶりのニュー・アルバムとなる。2013年の2作目『キューピッド・デラックス』が、80’sミュージックにモダンソウルを吹き込んだ大傑作R&Bアルバムと称賛を受け、インディーR&B界を一世風靡したブラッド・オレンジこと、デヴ・ハインズ。カーリー・レイ・ジェプセン、FKAツイッグス、スカイ・フェレイラの楽曲を手がけるなどプロデューサーとしてもその才能を発揮し、まさに10年代を代表するアーティストの仲間入りを果たしたと言っても過言ではないだろう。さらに、自身の父親が生まれた街からインスパイアされた前作『フリータウン・サウンド』では、政治、人種問題、宗教、性差別など様々なテーマを取り扱い再び反響を呼んだ。
黒色人種を意味する「ニグロ」をタイトルに冠した新作について、デヴは以下のように語っている。
「僕の新しいアルバムは、僕自身や様々なタイプの黒人の鬱を探索すること、黒人という存在を隅々まで正直に見ること、そしてクィアや有色人種の人たちの、今も続く不安がテーマになっている。幼少期のころや現代のトラウマの記憶を遡ったり、それを乗り越えるために僕たちがすること。"希望"というアイデアや、僕たちがうまくいけば他者を暗闇から救い出せるかもしれないというポジティブな結果を期待しながら自分たちの中で灯そうとする明かりが、このアルバムの各楽曲の根底にある筋なんだ」。『ニグロ・スワン』の収録曲、および日本盤の詳細は後日発表。また、
公式SNSではティザー映像も公開されている。
<リリース情報>ブラッド・オレンジ『ニグロ・スワン』海外発売日:2018年8月24日(金)
収録曲:
TBA
※全16曲収録