メタリカからベビーメタルまで、2016年絶対聴くべきメタルアルバム25選

By Richard Bienstock, Dan Epstein, Brandon Geist, Kory Grow, Christopher Krovatin, Jon Wiederhorn
Illustration by Ryan Casey
メタリカ、トゥールは2016年に待望のニューアルバムをリリースするのだろうか?

これは、モッシュと筋肉痛の日々を待ちわびるヘヴィメタ狂にとって重大な疑問である。しかし、爆音のリフを生み出すメタルバンドたちが新アルバムをリリースしなくても、熱くなれるヘヴィメタルはまだまだたくさん存在する。

ロックミュージックのダークな一角から発信される、2016年絶対聴きたいアルバム25枚を一挙紹介。

メタリカ / Metallica
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メタリカがスラッシュメタルに原点回帰した前作の『デス・マグネティック』で、ファンと評論家を熱狂させてからおよそ8年、そして賛否両論のル・リードとのコラボアルバム『Lulu』でファンを泣かせてから5年もの年月が経っている。通算10枚目となるニューアルバムにこれほどの長い時間をかけているため、仕上げ段階に入ったと言われても全く驚くことではない。新作の進行状況について口を閉ざしているメタリカー2014年にラーズ・ウルリッヒはその進行状況を野球で言うと「4回表」に入った段階だと答えているが、その1年後にカーク・ハメットは「30%」完成したと話しているーこのことはさておき、メタリカがファンに伝えたいのは、彼らが新作に取り組んでいることだ。

2015年3月、ウルリッヒはバンドが2014年のツアー中に発表したシングル曲『ローズ・オブ・サマー』に続いて、20曲の制作を行っていると話している。メタリカは、ジェイムズ・ヘットフィールドが披露するヘヴィなギターリフの動画、そして公式サイトで視聴可能なスラッシュ・メタルな音源の一部を公開するなどして新曲をお披露目してきた。今現在予定しているツアーの日程は1日のみ。2016年は、彼らにとって音源を公開するためにたっぷりの時間があると言える。


トゥール / Tool
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トゥールの10年前にリリースされた前作『10,000 デイズ』に続く新作の制作活動に遅れが出た原因は、長期にわたり泥沼化した訴訟だった。法的問題が解決した今、トゥールはアルバム作りを徐々に進めている。2015年のハロウィンライブでは、ゆったりとしたインストルメンタルな新曲『ディセンディング』を初披露している。ギターのアダム・ジョーンズによると、披露したのは14分ほどの曲の一部。同年、彼はローリングストーン誌に「本物の映画の曖昧な予告みたいなもの。」と話してくれた。この当時、20ほどの新曲のアイディアをまとめていたトゥール。ジョーンズは「ぶっちゃけ、素敵なんだ。」と話し、「物事はスムーズにうまくいってる。まとまってきた曲を聴いて、たまげているんだ。」と続けた。


デフトーンズ / Deftones
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解散の危機やオリジナルメンバーのベーシスト、チ・チェンの死を乗り越えてきたオルタナティヴ・メタルのヒーロー的バンド、デフトーンズ。結成30周年を2年後に控えた2016年、バンドはクリエイティブな活動の真っ只中にいる。デフトーンズといえば、2010年の『ダイヤモンド・アイズ』と2012年の『恋の予感』の2作。そこには築き上げた圧倒的なサウンドを和らげようとする兆候は一切見られない。2015年5月にはボーカルのチノ・モレロがNME誌に、バンド通算8枚目となるニューアルバムについて「超越的」と表現し、「キーボードとか、たくさんのクールな低音」と話している。また「最近、モリッシーからクレイジーなヒントを得てるんだ。」と、モリッシーが新作に大きな影響を与えていることを明らかにし、「昔のソロアルバムで、彼ってボーカルにイカしたエルヴィスっぽいディレイを効かせているんだけど、それをかなり使ってるんだ。」と話している。2015年11月時点で、ニューアルバムーアリス・イン・チェインズのジェリー・カントレルがゲスト参加していると言われているーはアレンジ段階で、2016年春のリリースが予想されている。

Translation by Miori Aien

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